司馬遼太郎の歴史小説を初のコミカライズ、幕末の短編を収めた1冊

「幕末」

司馬遼太郎原作による森秀樹「幕末」が、本日6月24日に発売された。

同書には幕末を題材とした司馬の連作短編集から、「桜田門外の変」と「花屋町の襲撃」をコミカライズして収録。「桜田門外の変」では尊皇攘夷派の薩摩藩士・有村治左衛門が、水戸藩の脱藩志士17人とともに大老・井伊直弼を襲撃するまでが描かれる。一方の「花屋町の襲撃」は海援隊の陸奥陽之助(宗光)が、暗殺された坂本竜馬の仇を討つまでの物語だ。なお両作は2017年5月から10カ月にわたり週刊文春(文藝春秋)で連載されたもの。7月には森が司馬の小説をコミカライズした「新選組血風録」の1巻、8月には2巻、9月には3巻が刊行される。