能力者として生まれたことで、孤独を抱える人魚姫のファンタジー1巻

「ミオの名のもとに」1巻

文川よし乃原作、たしろみや作画による「ミオの名のもとに」の単行本1巻が、本日6月24日に発売された。

りぼん(集英社)で連載されている「ミオの名のもとに」は、人間とは違う力や姿を持った“能力者”が存在する世界を舞台にしたファンタジー。能力者を排除した人間主義国・ブログニグの姫であるミオは、人魚の力を持って生まれてきたことから、その正体をひた隠しにして生きていた。そんなある日、婚約者である隣国・アクアティアのチカ王子との結婚のために、アクアティアの知識を教える教育係として、ユウリと名乗る青年がミオのもとを訪れる。能力者であることを否定せずに接してくるユウリと過ごすうち、勇気付けられていくミオ。そしてミオは人魚のまま生きたいと思うようになるが……。1巻には「ミオの名のもとに」のほか、同じく文川とたしろのタッグによる読み切り「旅立ちのエノ」の前編「-出逢い-」が収められている。