「100分de萩尾望都」書籍化、ヤマザキマリらの作品愛や萩尾のインタビュー収めた一冊

「別冊NHK 100分de名著 時をつむぐ旅人 萩尾望都」

萩尾望都を特集したムック本「別冊NHK 100分de名著 時をつむぐ旅人 萩尾望都」が、5月25日にNHK出版より発売される。

同書は今年1月2日にNHK Eテレで放送された特別番組「100分de萩尾望都」をもとに、新たな構成を加え書籍化したもの。第1章ではSF・ファンタジー評論家の小谷真理が「トーマの心臓」を、 第2章ではヤマザキマリが「半神」「イグアナの娘」を、 第3章ではフランス文学研究者の中条省平が「バルバラ異界」を、 第4章では作家の夢枕獏が「ポーの一族」をそれぞれ読み解いていく。また巻末には13ページにおよぶ萩尾のインタビューを掲載。幼少期の思い出やマンガ家を志したきっかけ、同書で取り上げられた5作品について、また最新作への思いなど、番組では紹介しきれなかったインタビューも収められる。そのほか4人の論者から萩尾へのメッセージが綴られた「萩尾望都先生へリクエスト!」、「萩尾望都 略年譜」というコンテンツも用意された。