「悪魔くん」2代目が主人公の新作アニメ決定、「鬼太郎」6期の映画化も

アニメ「悪魔くん」ビジュアル

水木しげるの生誕100周年を記念した4つのプロジェクトが、本日3月7日に行われた配信イベント「生誕99年 水木しげる生誕祭」にて発表された。

プロジェクトの1つとして、水木原作による新アニメ「悪魔くん」の企画が始動。原作マンガの「悪魔くん」は水木が貸本マンガ家だった1963年に出版され、その後週刊少年マガジン(講談社)や週刊少年ジャンプ(集英社)などでも内容を変えて連載された作品だ。物語は1万年に1人の天才少年・悪魔くんが、悪魔と十二使徒の力を借りて、争いも飢えもない理想郷を創ることを目指すというもの。1989年にもアニメ化されており、このときにシリーズディレクターを務めた佐藤順一が、今回のアニメでは総監督を務める。また新アニメでは、シリーズ監督を追崎史敏、シリーズ構成を大野木寛が担当。悪魔くんこと埋れ木真吾、今回の主人公となる2代目悪魔くん、メフィストという3人のキャラクターを描いた、新アニメ「悪魔くん」のビジュアルも公開された。

そしてアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期の映画化が決定。「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」と題され、鬼太郎の誕生に隠された謎に迫るストーリーが展開される。第6期に続いて鬼太郎役を沢城みゆき、鬼太郎の父役を野沢雅子が担当。併せてティザービジュアルがお目見えした。

また「水木しげる生誕100周年記念展覧会」が開催決定。展覧会では妖怪をメインテーマに、水木が「昔の人の残した遺産」を後世に伝えるため描いた数々の作品を紹介していく。

加えて「ゲゲゲの鬼太郎」のアニメーション制作を務める東映アニメーションによる、作品のキャンペーンプロジェクトがスタート。「ゲゲゲの鬼太郎」の魅力を伝えるべく、1968年に放送されたTVアニメ第1期から、2018年にオンエアが始まった第6期まで、全6シリーズにまたがるキャラクターコンテンツが展開される。プロジェクトの名称は6シリーズに関連する企画であることにちなみ、「ゲ」を6個にした「ゲゲゲ ゲゲゲの鬼太郎」と命名。さらに第1期から第6期までの鬼太郎たちが集合したキービジュアルがお披露目された。

さらに「生誕99年 水木しげる生誕祭」を終えて、野沢、6期のねずみ男役・古川登志夫、水木の長女である水木プロダクションの原口尚子氏、東映アニメーションの永富大地プロデューサー、そして水木の出身地であり、イベントを主催している鳥取県の知事・平井伸治氏、同県境港市の市長・伊達憲太郎氏からはコメントが到着。「生誕99年 水木しげる生誕祭」の模様は、YouTubeの東映アニメーション公式チャンネルにて期間限定でアーカイブ配信される。

野沢雅子(第1・2期鬼太郎役、第6期目玉おやじ役)コメント

水木しげる先生、生誕99年おめでとうございます。
「ゲゲゲの鬼太郎」映画になるそうです。嬉しいですね。ワクワクしています。ぜひお友達を誘って、観に来てくださいね。

古川登志夫(第6期のねずみ男役)コメント

水木しげる生誕祭にご参加いただいた皆様、楽しんでいただけましたでしょうか?そして本日発表された「悪魔くん」のアニメ化は、想像以上のビッグニュースでした!僕も何かしらの形で関われると嬉しく思います。

原口尚子(水木プロダクション、水木しげるの長女)コメント

水木しげる生誕100年をこのように賑やかに盛り上げていただき、ありがとうございます。
皆さんどうぞ楽しみにしていて下さい!
不自由な生活を強いられる現在ですが、生誕100年の来年こそはもっと状況が良くなることを祈りつつ…!

平井伸治氏(鳥取県知事)コメント

「まんが王国とっとり 生誕99年 水木しげる生誕祭」のご視聴ありがとうございました。
映画「ゲゲゲの鬼太郎」など万々歳です!
百歳のお誕生日に向け盛り上がる先生のふるさと鳥取県境港市へ、感染防止対策をとってぜひお越しください。

伊達憲太郎(境港市長)コメント

水木しげる生誕祭に参加された皆様ありがとうございました。
水木しげる先生の生誕100周年記念として、映画「ゲゲゲの鬼太郎」の制作決定などが発表され、期待と喜びでいっぱいです。
境港市としても来年の生誕100年を盛り上げていきたいと思います。

永富大地(東映アニメーションプロデューサー)コメント

水木しげる生誕100周年記念4大プロジェクトのうち、映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」と新作アニメ「悪魔くん」をプロデュースさせていただくことになりました。
この2作品を映像化できる喜びとプレッシャーで身が震えております。もちろん全身全霊で取り組みます。
毎年3月の鳥取県さん境港市さんとの生誕祭、そして11月に調布市さんで実施されるゲゲゲ忌で随時情報を発表できればと思っております!一緒に水木先生の100周年を盛り上げてください!

(c)水木プロ
(c)水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション