水島新司が引退を発表「漫画界、野球界の発展を心よりお祈り申し上げます」

「ドカベン」カット (c)水島新司

水島新司が本日12月1日をもって引退を発表した。

これは所属事務所である水島プロダクションが発表したもので、水島は「今日まで63年間頑張って参りましたが、本日を以って引退することに決めました」「これからの漫画界、野球界の発展を心よりお祈り申し上げます」とコメントしている。

水島は1958年にデビュー。1973年には「野球狂の詩」で第4回講談社出版文化賞児童まんが部門、翌1974年には「男どアホウ甲子園」「出刃とバット」で第19回小学館漫画賞、1977年には「あぶさん」で第22回小学館漫画賞の青年部門を受賞している。2018年に週刊少年チャンピオン(秋田書店)にて代表作である「ドカベン」シリーズの最終章となる「ドカベン ドリームトーナメント編」を完結させたのち、ビッグコミックオリジナル(小学館)で発表した「あぶさん」の読み切り「あぶさん~球けがれなく道けわし~」が最後の作品となった。

水島新司コメント

昭和33年(1958年)18歳で漫画家としてデビュー。
今日まで63年間頑張って参りましたが、
本日を以て引退することに決めました。
長年お世話になった出版関係者の皆様、漫画界、野球界、作画スタッフ、そしてなによりも作品を支えてくれた読者の皆様、本当にありがとうございました。
これからの漫画界、野球界の発展を心よりお祈り申し上げます。

令和2年12月1日

漫画家 水島新司