舞台「キンプリ」新作デュオショーにPRISM.1の再現も!青葉譲「見どころは全部」

舞台「KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-」会見にて。左から涼野ユウ役の廣野凌大、鷹梁ミナト役の五十嵐雅、香賀美タイガ役の長江崚行、如月ルヰ役の横田龍儀、一条シン役の橋本祥平、脚本の青葉譲、太刀花ユキノジョウ役の横井翔二郎、十王院カケル役の村上喜紀、西園寺レオ役の星元裕月。

舞台「KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-」が、本日2月20日に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて開幕。これに先がけてゲネプロおよび囲み取材が行われた。なお本記事は公演内容のネタバレを含むため、鑑賞予定の人はご注意を。

2017年11月に上演された第1作「KING OF PRISM-Over the Sunshine!-」以来、約2年ぶりの舞台化となる本作。公演時間は約3時間におよび、第一幕では劇場版「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」とTVアニメ「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」の間に開催されたストリートデュオ大会「KIDUNA climax」を舞台にした、青葉譲書き下ろしのオリジナルストーリーが展開される。仁科カヅキと大和アレクサンダー、一条シンと如月ルヰといった7組がデュオを組み、新曲とともにオリジナルのプリズムショーを披露する中で、キャラクター同士の関係性がより深く掘り下げられていく。おなじみの「プリズムアフレコ」やこだわりのお風呂シーンはもちろん、アニメ「プリティーリズム・レインボーライブ」を思い出させる場面も盛り込まれるなど、ボリュームたっぷりの内容に仕上げられた。

第二幕では、「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」で描かれた大会「PRISM.1」をステージ上に再現。プロジェクションマッピングやさまざまな小道具も駆使しながら、キャスト陣は熱のこもった歌とダンスで個性豊かなソロショーを表現していく。 “応援上演”と銘打ち、舞台両袖のランプが点灯するシーンではペンライトの使用や発声が可能な本公演。観客が応援し参加することで、「PRISM.1」の会場をよりリアルに体感できるようになっている。

ゲネプロ前に行われた囲み取材には一条シン役の橋本祥平、如月ルヰ役の横田龍儀、太刀花ユキノジョウ役の横井翔二郎、香賀美タイガ役の長江崚行、十王院カケル役の村上喜紀、鷹梁ミナト役の五十嵐雅、西園寺レオ役の星元裕月、涼野ユウ役の廣野凌大、そして青葉が参加した。橋本は「この2年間で多くの作品を経験して成長した反面、あの頃の煌めきを失いかけていないか、改めて見つめ直すことができました。今回の舞台はライブパートが盛りだくさんなので、皆さんと一緒に精一杯楽しみたいです!」と挨拶。本作よりキャストに加わった横田は「僕は地声が低いし、役としても非常に難しい役どころなので、最初は不安がありました。でも温かいメンバーが支えてくれて、今は初日が楽しみです。応援上演は初めての経験で、面白い観客の方がいると聞いたので、笑わないように集中しつつ楽しみたいと思います」と意気込みを語った。

横井は「最初にビジュアル撮影をするときにも、キャストのみんなが各々キャラクターを理解して、愛しているのが感じられました」と振り返り、長江は「舞台上でも前より目が合うようになったり、みんなの成長を肌で感じました」とコメント。村上は「お客さんも2年間で溜まったエネルギーを劇場に持ってきてくださると思うので、そのエネルギーに負けないようがんばりたいと思います」と笑顔を見せた。

五十嵐は集まった記者に向けて「皆さん朝早くから集まってくださってすみません。ご飯食べましたか?」とミナトさながらに語りかけ、「もう、ハンパないですよ! リアルにプリズムショーを体感できる。舞台ならではのお客様とつながる感覚、ライブ感が見どころです。まだまだ煌めきを補充できます!」と熱弁。星元は「お客様に両手を広げて、心を広げて、プリズムの煌めきを受け取っていただけるよう、キャスト・スタッフ一丸となってがんばっていきます」と意気込んだ。廣野は「僕らは『キンプリ』に対して、“好き”を通り越して“愛”に変わっているんです。2年前はその愛を、僕らなりにがむしゃらに伝えていましたが、今回は成長して、愛の伝えかたもさまざま。その愛を全力でハグしに来てください」とメッセージを贈った。

青葉は「青葉譲役の菱田正和です」と自己紹介すると、「お話をいただいたときはすごく忙しかったんですが、2年前の打ち上げで『青葉さん!』ってちやほやされたことが忘れられなくて、またちやほやされたいと思って書いちゃいました(笑)」と冗談交じりに振り返る。デュオ大会については、TVアニメのシナリオ制作と同時期に構想していたものだという。青葉は「今回はかなり自由度の高い脚本を書きました。自由度が高いということは、ある意味で僕とキャストさんたちの戦いでもあるんですが、通し稽古を観た感じでは、完全に僕が負けるくらい素晴らしいです。あとはお客さんとの戦いになると思うので、存分に戦ってもらいたいなと思います。見どころは、全部です」と力強くアピールした。

またお風呂シーンについて聞かれると、橋本が「前作で僕がほぼ真っ裸になったのですが、その姿を見たほかのキャストたちにも火がついてしまい……正直稽古場ではハプニングだらけでしたが、計算して調節して、皆さんに観ていただける状態に持ってきました」と説明。青葉は「シナリオを発注されたとき、『お風呂は入れてください』って最初に言われたんですよ」と明かした。

最後に青葉はキャスト陣へ「ケガしないように体に気を付けて、最終日まで突っ走っていきましょう。少しでも多くの煌めきを届けられるように、よろしくお願いします」とエールを贈り、「お客様が来て、声を出してくれることで完成する作品なので、ぜひ大きな声でキャストのみんなを“応援”してほしいです」とファンへもメッセージを贈る。橋本もそれに続き、「お客様に入っていただいて初めて、100%になる作品です。一緒に最後まで面白い作品を作ってくださると幸いです」と呼びかけた。

「KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-」は、2月20日から3月1日まで全15公演を実施。チケットは一般販売中だ。なお舞台「KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-」のBlu-ray / DVDおよび、楽曲を収めたCD「舞台『KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-』Prism Song Album」が、6月26日にエイベックス・ピクチャーズより発売されることも決定している。

舞台「KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-」

日程:2020年2月20日(木)~3月1日(日)
会場:東京都 TOKYO DOME CITY HALL

スタッフ

脚本:青葉譲
演出:宇治川まさなり
音楽:石塚玲依
原作:T-ARTS、syn Sophia、エイベックス・ピクチャーズ、タツノコプロ
主催:舞台「KINGOFPRISM-ShinyRoseStars-」製作委員会2020

キャスト

一条シン:橋本祥平
神浜コウジ:小南光司
速水ヒロ:杉江大志
仁科カヅキ:大見拓土
太刀花ユキノジョウ:横井翔二郎
香賀美タイガ:長江崚行
十王院カケル:村上喜紀
鷹梁ミナト:五十嵐雅
西園寺レオ:星元裕月
涼野ユウ:廣野凌大
大和アレクサンダー:spi
高田馬場ジョージ:古谷大和
如月ルヰ:横田龍儀
池袋エィス役:小林竜之
氷室聖:栗田学武
法月仁:前内孝文
黒川冷:及川洸
アンサンブル:梅津大輝、佐藤一輝、竹井弘樹、松田健太郎、宮越大貴

(c)T-ARTS / syn Sophia / エイベックス・ピクチャーズ / タツノコプロ /舞台「KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-」製作委員会2020