「キンプリ」ベスト10は「破壊と創造」「若返る」「適度に回復の余地も」

劇場版「KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン-」初日舞台挨拶にて、左から西園寺レオ役の永塚拓馬、一条シン役の寺島惇太、鷹梁ミナト役の五十嵐雅。

劇場版「KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン-」の初日舞台挨拶が本日1月10日に東京・新宿バルト9にて行われ、一条シン役の寺島惇太、鷹梁ミナト役の五十嵐雅、西園寺レオ役の永塚拓馬が登壇した。なお本記事には作品のネタバレが含まれるため、鑑賞前の人はご注意を。

上映を楽しんだファンからの大きな拍手に出迎えられた3人。寺島は「プリズムショーをこんなに連続で観たら疲れ果ててしまうんじゃないかと思っていたんですが、トラチとドラチのパートなど、適度に回復の余地が与えられていて(笑)。全力で楽しめるムービーに仕上がっている」と感想を述べ、五十嵐は「やっぱ『キンプリ』いいね。最高だよね」と、ファンに向かってしみじみと語りかける。永塚が「オーバードーズを起こして、その向こう側が見えた感じがしますね」と話し始めるとファンは爆笑。「カヅキ先輩みたいに破壊と創造というか、アンチエイジングというか。若返りますよね」と続けると、客席からも「わかるー!」と同意の声が上がった。

本作のメインである歴代プリズムショーのランキング結果について、一同は「意外と予想できなかったね」と顔を見合わせる。五十嵐は「この結果を見て、『キンプリ』を愛してくださってる方々は、本当に作品全体を愛してくださっているんだな、と感じました」と笑顔を見せ、永塚は「ランキングなのに、本当に完璧な流れ」と合間のミニコーナーも含めて1つの物語ができていると語った。またSePTENTRIONがさまざまな仕事に挑戦する劇中の描写にちなみ、ほかにどんな仕事に挑戦したいか聞かれると、寺島が「話題になったドラマのパロディがいいですね。2つ星のシェフとか……」とコメントし、五十嵐に肩を叩かれる一幕も見られた。

劇場版第1作「KING OF PRISM by PrettyRhythm」の公開から、1月9日で丸4年を迎えた本シリーズ。「キンプリ」に出会って変わったことを尋ねられると、永塚は「挑戦を恐れちゃいけない、常識にとらわれちゃいけないということを、『キンプリ』から学んだと思います」と感慨深げに答える。五十嵐は「本当に人生が変わりました」と切り出し、「生きづらいこの世の中で、皆さんが『明日もなんとかがんばって生きていこう』と思えるものを、表現者としてどう届けていくか、これを生き方としてできるようになった。そのきっかけを与えてくださったのが『キンプリ』だと思います」と熱弁した。

2月2日にはライブイベント「KING OF PRISM SUPER LIVE Shiny Seven Stars!」の開催を控える一同。寺島は過去のライブを振り返り、「みんなライブの振り付けや演出を決めるときに、自分から意見を出すことが多いんです」とキャスト陣の気合を感じるエピソードを披露し、五十嵐は「舞台裏で一緒になって『がんばろう』って言い合う瞬間とか、普段見せない顔とか、1コマ1コマの思い出があります」と振り返る。永塚は「皆さんにはすごく応援していただいたので、これからは逆に、僕らが返すほうに力を入れなきゃいけない。ライブでは皆様への感謝を表現したいと思います」と意気込み、寺島も「ライブが目の前にある僕たちの一番大きなお返しのチャンスだと思ってますので、一緒にトゥギャザーしましょう!」と呼びかけた。

「KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン-」は、これまで「KING OF PRISM」シリーズに登場したプリズムショーの中から、ファン投票によってベスト10に選ばれたショーを上映する上映時間60分の作品。ランキング紹介に加え、プリズムスタァやトラチとドラチのミニドラマ、ランキングから漏れたプリズムショーを紹介する「分岐ルート」、一条シンの新作プリズムショーも展開される。

「KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン-」

2020年1月10日(金)全国公開

キャスト

一条シン:寺島惇太
太刀花ユキノジョウ:斉藤壮馬
香賀美タイガ:畠中祐
十王院カケル:八代拓
鷹梁ミナト:五十嵐雅
西園寺レオ:永塚拓馬
涼野ユウ:内田雄馬
如月ルヰ:蒼井翔太
大和アレクサンダー:武内駿輔
高田馬場ジョージ:杉田智和
神浜コウジ:柿原徹也
速水ヒロ:前野智昭
仁科カヅキ:増田俊樹
トラチ:渡部優衣
ドラチ:緒方恵美

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