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「和太鼓†ガールズ」実写映画化決定、紺野彩夏と久保田紗友がW主演

すたひろ「和太鼓†ガールズ」の実写映画化が決定。「叩き壊すほどに君へ-WADAIKO†GIRLS-」のタイトルで、2020年秋に公開される。

「和太鼓†ガールズ」はミッション系のお嬢様学校で繰り広げられる和太鼓部の青春劇。月刊アクション(双葉社)にて、2013年9月号から2014年9月号まで連載された。すたひろは映画化に関して「青天の霹靂とはこのこと」とコメントを寄せている。

奧秋泰男が監督を務める映画版では、原作をベースにオリジナルの展開や人物も登場。主人公の優等生・松沢環を映画初主演となる紺野彩夏、もう1人の主人公で環が和太鼓に興味を持つきっかけとなる同級生・新島マリアを久保田紗友が演じる。紺野は「クランクインの3ヶ月前から太鼓の練習を重ね、実際にキャスト全員で音をぶつけあえたことで演技ではなく自然と強い音霊を表現できたと思っています」と手応えを語り、久保田は「劇中でマリアと環が出会うことで、お互いが初めて自分自身に向き合うことができるので、私も環役の紺野彩夏ちゃんと本気でぶつかり合って刺激し合っていければ良いなと思っています」と意気込んだ。

すたひろコメント

青天の霹靂とはこのことです。6年前に完結した「和太鼓†ガールズ」は自分でも思い入れの深い作品でした。そんな作品にもう一度日の目を見る機会を与えてくださった奧秋監督には本当に感謝しています。映画には私のやりたかったことも沢山詰まっています。和太鼓の音(振動)には人の心に直接響く力があるんです。この映画も多くの観客の心に響く作品になってくれると期待しています。

紺野彩夏(松沢環役)コメント

2020年という今の時代にぴったりで、この映画で新たに日本の良さを海外に発信したいと強く思いました。太鼓に触れた事も生演奏を聞いた事もなかった私が太鼓で伝えられるのかという不安もありましたが、触れる度、音やその振動に吸い込まれる不思議な感覚を味わいました。クランクインの3ヶ月前から太鼓の練習を重ね、実際にキャスト全員で音をぶつけあえたことで演技ではなく自然と強い音霊を表現できたと思っています。そして芯が強く自分しか信じることができない環がマリアに出会って周りとの関わり方が変わっていく心情の移り変わりも見て欲しいです。

久保田紗友(新島マリア役)コメント

今回、新島マリアという役を頂いた時、嬉しかったのと同時に役への責任も強く感じました。マリアは言葉を話せない為、自分の感情を事細かに相手に伝えることが難しい時があるのですが、幼いころから太鼓を通して自分の感情表現をしてきたということもあり、マリアの太鼓に対する想いは特別で、太鼓の持つ力を私自身も撮影をしながら日々実感しています。劇中でマリアと環が出会うことで、お互いが初めて自分自身に向き合うことができるので、私も環役の紺野彩夏ちゃんと本気でぶつかり合って刺激し合っていければ良いなと思っています。たくさんの方に受け入れて頂ける作品になりますよう、キャスト&スタッフの皆さんと力を合わせてこの映画を作っていきたいと思うので、公開を楽しみにしていて下さい。

奧秋泰男監督コメント

原作者すたひろ氏が描くミッション系女子高生と和太鼓という全く世界観の違う組み合わせを自分が描きたい世界とどうやってオーバーラップさせるか?という作業からこの映画づくりが始まりました。まず一つが日本の伝統文化とも言える和太鼓の世界をよりリアリティーをもって描くこと、そしてもう一つが17歳というジェネレーションの純真でありながらもこの世の中に存在する不条理な事象と対峙しながらも懸命に生きる姿。その二つの素材を組み合わせ「信じる」という意味、「生きる」という意味の答えを探す主人公の二人。和太鼓が持つ『音』の魂にその純真な生き様をまるで叩き壊す如く同期させて作品づくりは進んできました。数多あるキラキラ学園物語ではない新しい青春映画として多くの世代を超え、お楽しみいただければ幸いです。

映画「叩き壊すほどに君へ -WADAIKO†GIRLS-」

2020年秋全国公開予定

スタッフ

原作:すたひろ「和太鼓†ガールズ」月刊アクション(双葉社)
脚本:加藤綾子
エグゼクティブプロデューサー:蓮見智威
製作統括:清家端
プロデューサー:前信介
監督:奧秋泰男
制作プロダクション:グラスゴー1

キャスト

松沢環:紺野彩夏
新島マリア:久保田紗友

(c)映画「叩き壊すほどに君へ WADAIKO†GIRLS」製作委員会