犯罪者御用達の闇医者兄弟を描く「バカレイドッグス」続編がコミックDAYSで

「バカレイドッグス Loser」ビジュアル

矢樹純原作による青木優の新連載「バカレイドッグス Loser」が、本日6月12日よりコミックDAYSにてスタートした。

本作はヤングマガジン(講談社)にて連載された、犯罪者御用達の闇医者兄弟を描くサスペンス「バカレイドッグス」の続編。無免許の天才外科医・犬童辰次とその弟でモグリの保険屋・亥三が営む医院は、金さえ払えばどんな手術でも引き受ける闇医者稼業を営んでいる。彼らの元には、日々いわくつきな患者たちが訪れるが……。新シリーズでは、新天地で新たな敵を追いかけながら、次々と持ち込まれる難患者と対峙してゆく犬童兄弟が描かれる。2018年5月に連載終了し、3巻まで発売された本作だったが、その後電子版の単行本が反響を呼び、約1年振りに続編が始動した形となる。

矢樹純コメント

「バカレイドッグス」をもう一度書いてほしいと連絡をもらった時は、とにかく驚きました。連載終了となった作品が復活することはとても珍しく、ドラマ化やアニメ化が決まったなどの特別な理由がなければ、ほぼありえません。「バカレイドッグス」の電子での人気が連載再開に繋がったそうで、読者の方のおかげでまた犬童兄弟のお話を書くことができるんだと、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。

青木優コメント

旧シリーズ最初の原作を読んだ時から、キャラが良くてトリックにも驚きがあり、思い入れが強い作品でした。終わった時は正直「もったいないなー」と思ってました。昨年、電子版が売れてると知人から聞いて、なぜか「続きがあるかも!?」と予感していたところ、ホントに新シリーズの話が来てまたまた驚きました。でも矢樹さんの原作なら、前よりもっと面白い話を書けると思います。「Loser」という新タイトルはネガティブな言葉ですけど、あの無敵だった辰次が一度敗北して再び立ち上がるという意味でも気に入っています。奇しくも、一度作品が終わってもう一度始まるという自分たちの状況にも重なるなと思ったりもしています。