「酔うと化け物になる父がつらい」実写映画化、松本穂香&渋川清彦がW主演

田所サキ役の松本穂香(左)、田所トシフミ役の渋川清彦(右)。

菊池真理子「酔うと化け物になる父がつらい」の実写映画が決定した。

秋田書店のWebサイト・チャンピオンクロスにて連載されていた本作は、作者の実体験に基づいたコミックエッセイ。アルコールに溺れる父と、新興宗教信者の母のもとに生まれた主人公が、酔った父の奇行に悩まされ、母の孤独に触れながら、崩壊していく家族の中でがむしゃらに未来を見つけていく姿が描かれている。

映画ではダブル主演として、主人公の田所サキを松本穂香、サキの父・田所トシフミを渋川清彦が担当。監督は映画およびドラマ「ルームロンダリング」の片桐健滋が務める。そのほかのキャスト、主題歌情報などは追って発表される。

松本穂香(田所サキ役)コメント

家族ってなんだろう。血の繋がりってなんだろう。そんな事を考えながら、酔うと化け物になる父を抱える娘、サキを演じました。そこに答えはないのかもしれない、愛はないかもしれない、けれど未来はある。
この映画は、そんな事を感じさせてくれる映画だと思います。ぜひ、たくさんの方に観て頂きたいです。

渋川清彦(田所トシフミ役)コメント

毎日が濃くていい現場だったのですが、なんか整理がつかずなんだか言葉にできない感じがある。でも片桐監督にしか出来ない、ポップで切なくユーモアがあり光のあるコ洒落タ作品にはなるだろう。
どんな風に仕上げるか楽しみです。

監督・片桐健滋コメント

大好きな渋川さんと、ずっとお仕事したかった松本さんと11日間という濃密な現場をご一緒させて頂き、自分の中でも家族というものを掘り下げる機会に恵まれました。
つらい実体験をユーモラスに昇華する原作の雰囲気を大事に撮影しました。
お酒を呑む方も呑まない方も、是非劇場でご賞味いただけると幸いです。
最後に、酒は呑んでものまれるな。

映画「酔うと化け物になる父がつらい」

スタッフ

監督:片桐健滋
脚本:久馬歩(ザ・プラン9)、片桐健滋
原作:菊池真理子「酔うと化け物になる父がつらい」(秋田書店刊)
制作プロダクション:CREDEUS
制作:よしもとクリエイティブ・エージェンシー、MBS
製作:「酔うと化け物になる父がつらい」製作委員会

キャスト

田所サキ:松本穂香
田所トシフミ:渋川清彦

(c)「酔うと化け物になる父がつらい」製作委員会