映画「ドラゴンボール超」野沢雅子が「オリンピックの聖火は悟空に」と野望語る

左から長峯達也監督、中尾隆聖、堀川りょう、野沢雅子、島田敏、水樹奈々、杉田智和。

鳥山明原作による映画「ドラゴンボール超 ブロリー」の公開を記念した舞台挨拶が、本日12月15日に東京・丸の内TOEIで開催された。

舞台挨拶には孫悟空役の野沢雅子、ベジータ役の堀川りょう、フリーザ役の中尾隆聖、ブロリー役の島田敏、チライ役の水樹奈々、レモ役の杉田智和、長峯達也監督が登壇。映画を観終えたばかりの観客に、野沢は「私は今回の録音を終えたときすぐに『今までで一番面白い』って言ったんです。皆さんに愛される作品になっていけばと思っています」と挨拶する。

本作のキーキャラクターでもあるブロリーを演じた島田は、「(バトルシーンのアフレコで)こちらが殴ったと思ったらすぐやられたりして。その叫び声の応酬がずっと続くので、過呼吸になるほど燃えました」と回想。野沢も「戦いのシーンばっかり続くから、『(叫び声以外の)セリフ言ったかしら』って思っちゃった(笑)」と続けた。また本作の見どころについて島田は「ブロリーは今までの作品では、サイヤ人の誇りにかけて様々な戦いを展開してきました。今作は戦いのシーンはもちろんですが、それとは別のブロリーなピュアな部分も見ていただければ」と呼びかけた。

そんなブロリーを取り巻くキャラクターであるチライとレモを演じた水樹と杉田。水樹が本日の舞台挨拶にブロリーをイメージした緑の服を着用してきたことを明かし、杉田も「なんとなくサイヤ人を彷彿とさせるような服を着てきました」と述べると、司会者からは「銀座までその格好で来たということですね」とツッコまれた。

また本作で「ドラゴンボール」の今後の展開も匂わされていることに司会者が触れると、中尾は劇場版では23年ぶりにゴジータが登場したことに合わせ「次は私も合体(フュージョン)したい」と一言。堀川は「今後はベジータとブルマの馴れ初めエピソードも描いてほしいですね」と新作エピソードに意欲をのぞかせた。

その後会場では先日アメリカ・ロサンゼルスで行われた「ドラゴンボール超 ブロリー」の試写会の様子を鑑賞することに。満員の会場を観た野沢は海外での反響を喜びながら「2020年に東京オリンピックがあるでしょう。私としましては悟空の『ハッ!』という声で聖火を灯してもらいたいんです。そうしたら世界中の方にもよろこんでいただけるんではないかと思っていて」と野望を語る。司会者から「野沢さんが聖火リレーの最終走者を務めるということですか?」と問われると、野沢は「走るのは無理かもしれないので、車か何かで(笑)」とコメントした。

「ドラゴンボール超 ブロリー」は力の大会を終え、さらなる高みを目指して修行に明け暮れていた悟空、ベジータと、地獄から舞い戻ってきたフリーザが連れてきたサイヤ人のブロリーの戦いを描いた物語。世界約90の国と地域での公開が決定している。

(c)バードスタジオ/集英社 (c)「2018ドラゴンボール超」製作委員会