介護ノンフィクション「親が老いていく」元気だった父の変化に戸惑う家族の物語

「親が老いていく」

ちかさの単行本「親が老いていく」が、本日11月11日にイースト・プレスから刊行された。

「親が老いていく」は、まだまだ元気だと思っていた父がくも膜下出血で倒れたことをきっかけに、作者・ちかさが親の老いに気が付くノンフィクションエッセイ。昔と比べて明らかにボーっとしている時間が増え、少しのことで怒鳴りだすようになった父を見てちかさは、認知症を疑い受診を勧める。しかし「お父さんが認知症なわけない」と母親がそれを拒否。娘の立場、妻としての母の立場、介護を必要とする父の立場と、それぞれの思いが絡み合いながら家族で問題と向き合っていく様を描く。