Project ANIMA第2弾「異世界・ファンタジー部門」、大賞受賞作が決定

横槍メンゴによる「Project ANIMA」メインビジュアル。

オリジナルアニメ作品の原作を公募するプロジェクト・Project ANIMAの第2弾「異世界・ファンタジー部門」の最終結果が発表された。

Project ANIMAはDeNA、文化放送、創通、MBSの4社の共同による公募企画で、「SF・ロボットアニメ部門」「異世界・ファンタジー部門」「キッズ・ゲームアニメ部門」の3部門のコンテストを開催。選出された作品はテレビアニメ化されるほか、入賞作の書籍化、マンガ化、ゲーム化などが検討される。

J.C.STAFFがアニメ制作を手がける第2弾「異世界・ファンタジー部門」では、赤坂優月の「魔法使いになれなかった女の子の話。」が大賞を受賞。「王道の『魔法学園もの』でありながら、主人公をはじめとしたキャラクターの魅力が高く、幅広い層からの普遍的な支持を得られる可能性がある」という評価から本作が大賞作品に選出された。受賞作には副賞として賞金100万円が贈られるほか、11月3日に東京の浜松町・大門エリアにて開催されるイベント「浜松町グリーンサウンドフェスタ 浜祭 2018」にて授賞式が行われる。

なお動画工房が映像化を担当する第3弾「キッズ・ゲームアニメ部門」は11月15日まで作品を募集中。

松倉友二(J.C.STAFF チーフプロデューサー)による選評

今回、応募いただいた企画のなかには「ファンタジー」とは呼べない企画も多数ありました。企画の多様 性の観点からそういった物も含め熟考、議論を重ねて大賞を選びました。『魔法使いになれなかった女の子の話。』は、物語の始まりはスタンダードな「よくあるファンタジー学園物」を想起させますが、キャラクターの立たせ方には目を見張るものがあります。今回のプロジェクトのアニメ化対象作品として、今後のストーリー展開の幅・可能性を感じました。設定の面白さ、話の面白さを更に高めてアニメ化に臨みたいと思います。

Project ANIMA 第2弾「異世界・ファンタジー部門」入選作品

小説・脚本選考

・金賞:幻想ごはん「タロット・ゲーム」
・銀賞:武田ゆい「天狗、ロシアを翔ける」

マンガ選考

・金賞:品川一「VOID」
・銀賞:三月もも「塗壁 NURIKABE」

企画書選考

・金賞:篠田恵「かぶきものがゆく」
・銀賞:杜的錬侍「西池袋占館ヴァンピール」