舞台「暁のヨナ」会見、男性陣に囲まれたヨナ役・生駒里奈「日々戦ってます」

前列左からヨナ役の生駒里奈、ハク役の矢部昌暉(DISH//)。後列左からゼノ役の木津つばさ、ジェハ役の西川俊介、キジャ役の山本一慶、スウォン役の陳内将、シンア役の奥谷知弘、ユン役の樋口裕太。

草凪みずほ原作の舞台「暁のヨナ~緋色の宿命編~」の制作発表会が、本日10月23日に東京・ドワンゴ半蔵門スタジオにて行われた。

「暁のヨナ」は国を追われ放浪の旅に出た姫・ヨナを中心とした大河ファンタジーロマン。本日の会見にはヨナ役の生駒里奈、ハク役の矢部昌暉(DISH//)、キジャ役の山本一慶、ジェハ役の西川俊介、シンア役の奥谷知弘、ゼノ役の木津つばさ、ユン役の樋口裕太、スウォン役の陳内将が出席した。主演の生駒は「今回、ヨナというお姫様の役。今までは男の子の役だったり、女の子でも『僕』っていうような子ばかりだったので、女の子らしい役をがんばりたいです」と意気込みを語る。また生駒とともにW主演を務める矢部は、本作が初主演。「主演も初めて、2.5次元作品も初めて、殺陣も初めて。初めて尽くしで自分のことだけで精一杯。主演らしいことはできてないんですけど、周りの方々がすごい方ばかりなのでついていってる感じです」と緊張した表情を浮かべていた。

山本は「キジャは右手に力を宿しているので、右手が大きくなっちゃう(笑)。舞台でどう見せるのか、僕自身楽しみです」と見どころをアピール。また西川は「僕は足に竜の力を持っているので、蹴りのアクションとかがメイン。身体が硬いので、足をきれいに見せるために柔軟をがんばっています」と語った。続く奥谷は「シンアは竜の力の持ち主。仮面をしているので、仮面をつけたままのアクションは不安もあるのですが、本番までに素敵なものをお見せできるようにがんばりたい」と話し、木津は「ゼノは竜の力を全身に宿しています。果たしてゼノはちゃんとヨナ姫に出会えるのか! 出会えるようにがんばります(笑)」と、自身の出番が少ないことを自虐的に語り笑いを起こす。

また2年前の初演から唯一の続投となる樋口は「初演に出させてもらって、2年ぶりの新作。僕以外、全員キャスト変わってしまうという非常事態」と苦笑気味。しかし奥谷から「いやいや、朗報でしょ!」というツッコミを受けると、「新しいキャストと新しい『ヨナ』を作れたらと思います」と力強く述べる。さらに「この物語はヨナの成長を描くので、すべては生駒ちゃんにかかってるなと」と語ると、生駒は「今ここで言わなくていいじゃん! わーん(笑)」と顔を覆った。そして陣内は「今日初めて舞台を見せてもらったんですけど、すごく美術も美しいです。ハラハラしたりキュンとしたりと、原作の魅力を舞台でも丁寧に伝えることが僕らの使命ですね」と熱い気持ちを吐露した。

これまで女性キャスト中心の舞台が多かった生駒。取材陣から男性に囲まれた今回の現場について問われると「日々戦ってます(笑)。今までやってきた舞台と雰囲気も違って。皆さん、個性豊かでいらっしゃって(笑)」と語ると、矢部も「僕たち、すごい人見知りで。初めてお会いしたときは、お互い目も合わせられなかったんです。でも今はすごい喋れるようになって。人見知りから解放されてよかったです(笑)」と振り返った。さらに2人のラブシーンについて問われると、矢部は「それは見てのお楽しみということで(笑)」と意味深に語った。

最後、矢部は「すごく人気のある作品で、それぞれのキャラクターにファンがいると思う。マンガの世界がそのまま飛び出してきたような表現ができれば」と述べ、生駒は「原作を読んだときにすごく面白くて、衝撃があった。舞台を観た方にもそういう気持ちになってほしいです。観た人が満足してもらって帰っていただけるようにがんばります」と意気込みを語り、会見は幕を閉じた。舞台「暁のヨナ~緋色の宿命編~」は、11月15日から25日まで、東京・EX THEATER ROPPONGIにて上演される。

舞台「暁のヨナ~ 緋色の宿命編」

会期:2018年11月15日(木)~25日(日)
会場:EX THEATER ROPPONGI

スタッフ

原作:草凪みずほ(白泉社『花とゆめ』連載中)
脚本:早川康介
演出:大関真
主催:舞台「暁のヨナ」製作委員会
協力:白泉社

キャスト

ヨナ:生駒里奈
ハク:矢部昌暉(DISH//)
キジャ:山本一慶
ジェハ:西川俊介
シンア:奥谷知弘
ゼノ:木津つばさ
ユン:樋口裕太
テジュン:釣本南
ギガン:築山万有美
クムジ:久ヶ沢徹
スウォン:陳内将

吉田晃太郎
佐藤賢一
大穂恭平
佐藤義夫
宮川連
三上真司
榮桃太郎
鈴木幸二
早川勇平
小島久人
伊藤智則
下田隼輝
轟大輝
瀬戸沙織
新貝紋加
安里唯
山崎愛華

(c)草凪みずほ・白泉社/舞台『暁のヨナ』製作委員会