安田弘之「ちひろさん」が第1部完結、夜に生きた女のその後を描いた物語

安田弘之「ちひろさん」カット

安田弘之「ちひろさん」が、発売中のエレガンスイブ9月号(秋田書店)で第1部完結を迎えた。

「ちひろさん」は、どんなダメ人間も受け入れる風俗嬢を主人公とした物語「ちひろ」の続編。海辺の小さな弁当屋・のこのこ弁当で働き、街の人気者となったちひろと、彼女の元に集まる悩みを抱えた人々の暮らしぶりが淡々と描かれる。今号の「ちひろさん」はのこのこ弁当からちひろが姿を消した場面からスタートし、最終ページには「『ちひろさん』はしばらくの間、お休みをいただきます。」と告知されている。

そのほか今号には「しまちゃんのイタリアでおにぎり」の白井裕子による読み切り「もう恋をするしかないかもしれない」が登場。別冊で「大谷博子選集 2018Summer」が付属している。また8月25日発売の10月号からは、羽田伊吹の新連載「アオハル遠く。」と、安永知澄による読み切りシリーズ「海ちゃんからの手紙」がスタートする。