両片想いの男子高生など、同人作品収めた雁須磨子短編集「つきあってさんかげつ目」

「つきあってさんかげつ目」

雁須磨子の短編集「つきあってさんかげつ目」が、本日7月10日に発売された。

表題作「つきあってさんかげつ目」は、マイペースな高校生の土井と、隣のクラスの男子・北村の関係を描くBL作品。北村から感じる意味深な視線が気になり、自然と彼を意識するようになった土井は、北村の気持ちを確かめようとするが……。そのほか視力の悪い青年・豊岡と、弾みで彼のメガネを壊してしまった友人の石津を描く「めがね」、真面目な叔父と世話焼きの甥の関係を綴った「遠くで電話が鳴ってる気がする」など、雁が2003年より同人誌で発表してきた短編が収められた。