コロコロコミック研究所、白河市内の全小中学校に128Pのマンガ試し読み冊子を無償配布
小学館が展開する「コロコロコミック研究所」が福島・白河市立図書館とタッグを組み、子供の読書体験を促す企画を展開。マンガの試し読みと市内4つの図書館を巡るスタンプラリーを楽しめる「コミックパスポート2026-2027」約4000部を、7月中旬より白河市内の全小中学校に無償で配布する。
2011年の開館以来マンガを積極的に蔵書化し続け、約3万冊のマンガや雑誌を取り揃えている白河市立図書館。しかし昨今の子供の読書離れ、ひいては“マンガ離れ”の影響で、白河市立図書館の子供の来館者数は伸び悩んでいた。こうした状況で図書館の担当者が、地方創生やエデュテインメントにおける企画を展開してきたコロコロコミック研究所に相談したことがきっかけで、この企画が始動した。
「コミックパスポート」には、「なんと!でんぢゃらすじーさん」「ケシカスくん」「ミルモでポン!にゅ~」「ELEMON」「葬送のフリーレン」の5作品の試し読みを全128ページにわたって収録。各作品の後には感想記入欄と、学年別おすすめブックリストも併載されている。装丁は本物のパスポートをイメージ。見開き1ページ目には「君たちはこれから本の旅に旅立つ」というメッセージとともに、自分の名前を書き込めるプロフィール欄が設けられている。
スタンプラリーは福島の白河市立図書館、表郷図書館、大信図書館、東図書館の4つの館を対象に実施。スタンプラリー達成者はA賞「小学館版学習まんが 日本の歴史」全20巻セット、B賞「小学館版学習まんが 世界の歴史」新装版全22巻セット、C賞「図鑑NEOランダム」10巻セットが当たるキャンペーンに応募できる。
白河市立図書館館長・中沢孝之氏コメント
白河の米はうまい!そう、子どもも大人もみんなが自慢する白河の名産品。白河っ子は、米をもりもり食べるように本もいっぱい読んでくれます。
読書は生きるために必要なもの。マンガを入り口にした今回のプロジェクトで、子どもだけでなく、幅広い世代に図書館に来てもらえたら、今までとは違った世界の広がりを感じられるはずです。
コロコロコミックは当館の中でも人気の資料の一つ。声をかけてもまったく動じないくらい、集中して読む子の多いこと。そのコロコロの世界と読書の楽しさを白河市立図書館で感じてもらえる最高の夏休み、みんながワクワクしながら来てくれるのを待っています。
白河市長・鈴木和夫コメント
白河市は、子どもたちが本の世界に触れることで豊かな感性を育み、未来を切り拓く力を身につけてほしいと願い、市内すべての小中学校に学校司書を配置するなど、読書活動の推進に力を注いでまいりました。学校図書館で経験した本との触れ合いを生涯にわたる読書習慣として根づかせるためには、公立図書館も気軽に利用してもらえるようにすることが重要です。
白河市立図書館「りぶらん」は、蔵書の約1割がマンガという全国的にユニークな特色を持っています。日本が世界に誇るマンガは、子どもたちを本の世界へと導く「架け橋」となります。
こうした「りぶらん」ならではの環境を活かし、「コミックパスポート」を皮切りに、コロコロコミックと連携した年間プロジェクトを通じて、図書館で過ごす時間が充実したものとなるよう、多様な読書の形を提供してまいります。このプロジェクトを通して、思いがけない物語や新しい価値観に触れる喜びを知り、子どもたちにとって図書館がいつでも安心して立ち寄れる、「心地よい居場所」になることを願っております。
「コロコロコミック研究所」所長・小林浩一コメント
子どもたちが本を好きになるためには、「読まなければならない」ではなく、「読んでみたい」と思えるきっかけが大切です。今回の「コミックパスポート」は、図書館という学びの場とマンガの楽しさを結びつけることで、子どもたちが自然に本と出会い、読書の世界を広げる新しい挑戦です。白河市立図書館の皆さまとともに、子どもたちが「次はどんな本を読もうかな」とワクワクしながら通いたくなるような、図書館を身近な居場所にしていきたいと考えています。そして、本との出会いを通じて、子どもたちの好奇心や学びの可能性を広げるお手伝いができれば幸いです。
