グッドスマイルカンパニーの完全新作ロボットアニメ「獣王武神ダンデヴァイン」始動

TVアニメ「獣王武神ダンデヴァイン」キービジュアル

グッドスマイルカンパニーが創立25周年を記念して展開する新プロジェクト「合体神シリーズ」を公開。その第1弾作品として、完全新作ロボットアニメ「獣王武神ダンデヴァイン」を発表した。同作は10月より放送される。

主人公の戟刃役は寺島拓篤

TVアニメ「獣王武神ダンデヴァイン」の舞台は、合体ロボット“ダンデヴァイン”が謎の敵“アポスドール”を撃退してから20年後の世界。ダンデヴァインの玩具化で一世を風靡したおもちゃメーカー・キャスガは経営が悪化し、社長の静寂弦十郎(しじまげんじゅうろう)はダンデヴァインの復活を願っていた。そんな彼の願いが天に届いたのか、再び東京にアポスドールが出現。人々がパニックに陥る中、かつてダンデヴァインのメインパイロットだった叔父の黒岩勇作に誘われ、主人公の高校生・静寂戟刃(しじまげきは)はダンデヴァインに乗り込むことになる。

制作はライデンフィルム・カヤックアニメーションが担当。主人公の戟刃役を寺島拓篤、戟刃の彼女・久住茜役を白石晴香、戟刃の妹・静寂きれい役を会沢紗弥、監督を曹毅、シリーズ構成・脚本を井上敏樹が務める。

オープニングテーマを担うのは西川貴教。西川は「この度『獣王武神ダンデヴァイン』のオープニングテーマを担当させていただくことになりました。ロボットアニメで育ってきた世代なので、日本が誇るロボットアニメを世界に発信していきたい、そんな思いで作らせていただいております。ダンデヴァイン、オープニングテーマのほうもぜひご期待ください」とコメントしている。また、月刊コミック電撃大王(KADOKAWA)でコミカライズ連載も決定した。

目指すのはロボットアニメの新しい定番

本日6月3日には、東京・UDXシアターで「合体神シリーズ」の発表会が開催。寺島、井上、曹毅監督、髙原文彦氏、安藝貴範氏、田中宏明氏、里見哲朗氏が登壇し、「獣王武神ダンデヴァイン」などの情報が初公開された。

発表会の開会の挨拶を務めたグッドスマイルカンパニーの会長・安藝氏は、「単なるアニメ作品と新しいおもちゃの立ち上げではありません。合体ロボットトイと映像作品を完全に連動させた、私たちにとってかつてない規模のチャレンジとなります」とコメント。「私たちが目指してるのは一時的なブームを作ることではありません」と切り出し、「TVアニメシリーズとして、毎年まったく新しい作品と合体ロボットトイを継続して世に送り出し続けていきます。2027年には第2弾、2028年には第3弾と、すでに数年先までのロードマップを描き、作品作りが進められております」と、今後の計画を明らかにした。そして「毎年違う合体をテーマにした作品を展開し続けることで、これまで積み重ねられてきた合体ロボット文化の継続につなげ、すべての作品が時代を超えて愛されるものへと育っていく……そんなロボットアニメの新しい定番を作り上げたいと考えています」と抱負を語った。

寺島拓篤「間違いなく、大興奮で大量の脳汁が出る」

安藝氏に続けて壇上に上がったタカラトミーの髙原氏は、「最初にお声がけいただいたときに、グッスマさんでこれから展開される商品群の中に我々の商品が入る余地があるかなと思ったのですが、プロジェクトの総合プロデューサーである田中さんを筆頭に『絶対に共存できる。むしろ一緒にやることで世界中のファンを喜ばせられる』と熱く言われ、『もうこれは絶対やるしかない!』と決意しました」とコメント。田中氏は「属人性と専門性が非常に高い合体ロボットの設計は継承が難しく、クリエイターは限られています。そしてご存じの通り、日本だけでなく少子化の波は世界に広がっております」と語り、合体ロボットという文化が断絶してしまう可能性を憂慮していたと明かす。そしてその現状に抗うために、「新しい映像作品を待っているだけではなく、自分たちから、自分たちの手で作品そのものを作り、合体ロボットという大切な文化を未来へ継続させられればと考え、このプロジェクトを本日スタートさせるに至りました」と話した。

水面下でプロジェクトを推進してきた面々による言葉を受けて寺島は、「すごいですね……! この合体神シリーズ、新しい伝説の幕開けにこうやって携わることができてうれしいです。いちロボットアニメファンとしても、いち合体ロボットファンとしても興奮しております」とコメント。グッドスマイルカンパニーやタカラトミーから発売される玩具も楽しみにしていると言い、「こんなに遠慮のない羽根がこれまでにあったかと。こんなに大きな羽根をどう立体化していくんだろう」と興奮を隠せない。

さらに自身を「合体ロボットとともに成長してきた人間」と表現。「合体バンクをどれぐらい魅力的に描いてくれるのか、合体ロボットの内部構造をどこまで描いてくれるのかも気になっています」とファンらしい発言が飛び出し、「我々合体ロボットファンの脳汁がどこまで出るかはそこにかかっています。間違いなく、大興奮で大量の脳汁が出ると僕は確信しています」と熱弁した。

主人公の戟刃は「とにかくつまらない男」

MCから「獣王武神ダンデヴァイン」で演じる主人公・戟刃について聞かれると、寺島は「『高身長のイケメンだが、それ以外はまるきり普通の高校生』ということで、そのギャップをストーリーの中でどういう風に出していくか。彼の成長や変化がどう生まれるのか、個人的にも楽しみです」と話す。

一方、キャラクターを考案した井上は戟刃を「とにかくつまらない男」と表現。「今回は主人公をただイケメンなだけなやつにしようと思い、徹底的につまらないやつにしました。で、視聴者に『こいつ面白くなるのか?』と注目してもらい、でもやっぱり面白くならないと。そこが面白いというキャラクターです」と解説する。

さらに曹毅監督は「確かにキャラクターは一貫しています。変化は……ないかもしれない(笑)。でも演技に関しては面白いことになってますし、話も面白いです」と断言。2人の話を受けて寺島は「主役がつまらない男となると、なかなかストーリーを引っ張っていくのが難しいですね……彼をいかに面白く演じられるかが、僕の声優としての見せどころだと思います。なんとか頑張りたい(笑)」と返した。

「獣王武神ダンデヴァイン」のプロデューサーである里見氏は、「仮面ライダー」など数々の特撮作品で脚本を手がけてきた井上にTVアニメ全話の脚本を書いてもらうのが目標だったと告白。「『ダンデヴァイン』でもキャラクターが成長している、あるいはしてないといった揺れは微妙にあるんです。その揺れ動きは井上さんがすべて書いたからこそできたもので、やっぱり書いてもらってよかったなと思います」と続けた。戟刃の話で盛り上がる中、総合プロデューサーを務める田中氏は「ここまでの話を聞くとこの主人公は大丈夫なのかと思われますが、本作、実に面白くなっています。ちゃんと合体ロボットらしい熱さ、カッコよさ、熱量が作品の中にはあるので、ぜひ楽しみにしていただきたいです」と語った。

TVアニメ「獣王武神ダンデヴァイン」

2026年10月放送開始

スタッフ

原作:グッドスマイルカンパニー・ライデンフィルム
監督:曹毅
シリーズ構成・脚本:井上敏樹
キャラクターデザイン原案:まじろ
アニメーションキャラクターデザイン:robin
メカニックデザイン:An(GOD BRAVE STUDIO)
音響監督:岩浪美和
アニメーション制作:ライデンフィルム・カヤックアニメーション

キャスト

静寂戟刃:寺島拓篤
久住茜:白石晴香
静寂きれい:会沢紗弥

(c)グッドスマイルカンパニー・ライデンフィルム/DANDIVINE Project