HIPHOPメディアミックスプロジェクト「Paradox Live」のライブイベント「Paradox Live Dope Show 2026」が、5月30日・31日に東京・有明アリーナで開催された。本記事ではアニメ映画化も発表された、本日5月31日の公演の模様をレポートする。
悪漢奴等、cozmez、VISTY、AMPRULE
「Paradox Live Dope Show 2026」は2019年に始動した「Paradox Live」史上最大規模のリアルライブ。2日目にはThe Cat’s Whiskers、cozmez、悪漢奴等、VISTY、AMPRULE、1Nm8、獄Luckの7チームのキャストが参加した。トップバッターを務めたのは、近藤孝行、土岐隼一、畠中祐、矢野奨吾の4人が出演した悪漢奴等。「風林火山韻雷 -Bring It Back-」「REBELLION -悪漢奴等 is still Burning-」「ファンファーレ – CLIP..CLIP CLOP!! -」を披露し、熱く“漢”らしい楽曲の中にも、どこか親しみやすさが滲むパフォーマンスで会場を盛り上げる。一転して静かにステージに現れたcozmezの小林裕介と豊永利行は、「We gotta go」「Trust Nobody」「Day to day」を歌唱。珂波汰と那由汰の絆が生む特別な存在感を、歌はもちろん視線や表情でも繊細に表現した。
中島ヨシキ、伊東歌詞太郎、愛美、住谷哲栄の4人が揃ったVISTYは、王子様のようなパステルカラーの衣装で登場。「Linger」「Endless Dream」「NEVER END」を、アイドルらしいキュートな振付も交え、ファンへ語りかけるようにリリックをつむいでいく。井上麻里奈が当主の東夏を、置鮎龍太郎が執事の忠成を演じるAMPRULEは、気品あふれるハーモニーを聴かせる「ONE WAY」、射貫くような視線で魅せる「Nobody But Me」、「威風堂々」のサンプリングが印象的な「GLORY」で場を支配。そして団体戦「Battle of Unity」で優勝したこの4組による「The REVENGERS」も披露し、カシラこと翠石依織を演じる近藤の「応援してくれたみんな、おおきに」のメッセージに、ファンは大きな歓声で応えた。
The Cat’s Whiskers、1Nm8、獄Luck
続いて登場したのは竹内良太、林勇、花江夏樹、寺島惇太が演じるThe Cat’s Whiskers。竹内が深い低音で一瞬でチームのムードに観客を引き込み、「TIME 4 GAME」「BLUE FLAME」「No Matter What」の3曲を柔らかなハーモニーで響かせる。天月、北村諒、千葉翔也の1Nm8はビートを効かせた透明感のある楽曲が魅力のチーム。「Grace И Guilt」「EGOlution」「Яesonance」と、徐々にエモーショナルになっていくステージに観客を引き込んだ。そんな空気を一変させたのは犬飼憂人役の古川慎の「懲罰の時間だ!」というドスの効いた第一声。古川、バトリ勝悟、立花慎之介、小林千晃の獄Luckは、「Scarface」「Trigger」「S.W.A.G.」と荒々しい雄たけびから高速ラップまで迫力たっぷりのパフォーマンスを見せ、会場のボルテージをさらに高みへ引き上げた。
歌い終えた古川は、一転して満面の笑顔で「皆さーん! 盛り上がってますかー?」とかわいらしく呼びかける。「温度差で風邪ひきそう(笑)」などと周囲からツッコミが入る中、ここで改めて出演者全員がステージに揃った。自己紹介をしつつ、それぞれのチームのカラーやキャラの個性を活かしたコール&レスポンスも楽しむキャスト陣。そんな思い思いの呼びかけに即座に応えるファンの対応力も光っていた。
梶原岳人がサプライズ登場、映画化発表にファン歓喜
そしてライブ終盤は、それぞれのチームが渾身の1曲をつないでいく。cozmez「Instinct」で静かな闘志を見せつけ、VISTYは「Stay Right Here」でファンへの感謝を伝える。1Nm8は「Break Outta Here」でスタイリッシュな中にも熱さをにじませ、AMPRULEは「Again And Again」で立ち居振る舞いの隅々まで威厳を示した。獄Luckは「Born this way」で激しく会場を踊らせ、The Cat’s Whiskersは緩急の効いた「Shooting Arrows」でグルーヴを加速させていく。そして最後を飾ったのは悪漢奴等の「祭馬鹿 -DAWN!! DAWN!!-」。観客の残ったエネルギーを搾り取るかのように、タオルを振り回しながらの熱いパフォーマンスで会場を沸かせた。
最後に各チームのリーダーからひと言ずつメッセージが送られ、小林が締めようとした瞬間、「ちょっと待ったー!」と会場にサプライズで現れたのは、本日出演予定のなかったBAEのリーダー・朱雀野アレン役を務める梶原岳人。「大切なお知らせを持ってきました!」と告げると、スクリーンに流れたのは「Paradox Live THE ANIMATION」の映画化を伝える特報映像。会場が大歓声に包まれる中、「これからも歩みを止めない『Paradox Live』を、よろしくお願いします!」と小林が呼びかけ、2日間にわたるライブを締めくくった。
「Paradox Live Dope Show 2026」はSPWNで6月7日23時59分までアーカイブ配信中。チケットは同日18時まで販売されている。
(c)Paradox Live2026