「パラライ」小野賢章&諏訪部順一の“武雷管”も登場!伝説への道を示した一夜

武雷管(小野賢章、諏訪部順一)

HIP HOPを題材にしたメディアミックスプロジェクト「Paradox Live」の2ndリアルライブ「Paradox Live Dope Show-2022.5.28 PACIFICO Yokohama National Convention Hall-」が、5月28日に神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールで開催された。本記事ではBAE、The Cat’s Whiskers、cozmez、悪漢奴等、武雷管が出演した夜の部のレポートと、昼夜両公演の写真をお届けする。

トップバッターを飾ったのは近藤孝行、志麻、土岐隼一、畠中祐、矢野奨吾が演じる悪漢奴等。伊藤紗月役の畠中が「お前ら、ぶち上がる準備できてっかー!」と叫び、「そいやっさ!」の掛け声が印象的なお祭りナンバー「TURN IT UP!!!!!! -悪漢SOUL FEVER-」で会場を一気に盛り上げる。リーダー・翠石依織役の近藤が男らしいドスの効いたボイスでチームを強く引っ張りながらも、悪漢奴等は垣間見えるチャーミングさとチームワークで観客を巻き込んでいった。続くThe Cat’s Whiskersは、落ち着いたムードのトラックで会場の空気をがらりと変える。竹内良太演じるダンディな西門直明、林勇演じるワイルドな神林匋平、花江夏樹演じるハイテンションな棗リュウ、寺島惇太演じる穏やかな声の闇堂四季と、それぞれの異なる個性が感じられるステージで観客を魅了。「4 REAL」では「パラライ」ライブ初参加の花江がフリーダムなリュウのパフォーマンスを見事に表現してみせた。

BAEは朱雀野アレン役の梶原岳人、アン・フォークナー役の96猫の2人でのパフォーマンス。確かな歌唱力はもちろん、梶原はステージを駆けめぐりながら客席や配信のカメラに向かってまっすぐな視線を投げかけ、観客の気持ちを掴んでいく。「Better Dayz」の静かなイントロが響く中、お揃いの衣装で登場したのは双子チームのcozmez。矢戸乃上珂波汰役の小林裕介、矢戸乃上那由汰役の豊永利行が時折目線を合わせながら、微笑みを浮かべて歌う姿が印象的だ。さらに曲の合間では掛け合いも披露し、「2人でいれば、最強だ」と声を揃えるエモーショナルな場面も見られた。

cozmezの呼びかけで4組がステージに揃うと、改めて各チームは会場いっぱいのファンに挨拶。自己紹介を一巡するだけでもたびたび笑いが起こる賑やかな様子に、プロジェクト始動時から要となってきた4組のチームワークが感じられた。その後はここまでのステージを振り返るトークを展開。早くも「楽しかったです!」と終演のようなコメントをしてしまう梶原と、冷静な96猫の掛け合いにはほのぼのした空気が漂う。The Cat’s Whiskersは4人揃ってのライブ出演を喜び、リュウの存在でテンションが上がったと語った。cozmezは2人で楽しみながら自由なパフォーマンスができていると話し、悪漢奴等はトップバッターとしての気合い、そして昼の部に出演した新チーム陣の存在から受けた刺激を口にした。

ここからはシャッフルユニットでのパフォーマンス。梶原、竹内、林の“New & Classic”は軽快でスタイリッシュな楽曲で観客を踊らせ、寺島と豊永の“屋上のトモダチ”は、優しいピアノの音色とともに2人の物語をポエトリーで紡いでいく。96猫、近藤、志麻、畠中の“CLUB CANDY”は、96猫演じるアンの妖艶な歌声を軸にきらびやかな空間を繰り広げた。梶原・小林の“SUZAKU & KANATA”はほかのユニットとは一風異なり、互いに煽りあう激しいバトルのようなパフォーマンス。そして96猫、花江、豊永、矢野のユニット“Lollipop*universe”は、キュートでハイテンションな振付に那由汰だけが乗り気じゃない様子を見せ、観客をくすりとさせる。パフォーマンス後に豊永は、那由汰ならこの振付をやらないと思い自ら発案した演出であることを明かしていた。

再びチームごとのパフォーマンスでライブはクライマックスへと向かう。cozmezは「Takin’ Over」でここまで表現してきた繊細さとはまた違う、ステージバトルの勝者らしい強気な面を見せつける。The Cat’s Whiskersはスケール感のあるサウンドの「Life Is Beautiful」に乗せ、ハンドクラップで会場の一体感を高めていった。続く「ROWDIEZ -悪漢奴等 Wanted Vibes-」ではタオルを振り回す悪漢奴等に合わせて観客も黄色いペンライトを振って盛り上がり、BAEは「F△Bulous」でポジティブなメッセージをファンの胸へと響かせた。

そしていよいよ“伝説”と呼ばれるチーム・武雷管の初ステージへ。落雷が鳴り響く演出の中、ラスボス感たっぷりに登場したのは、ブラックとゴールドの衣装に身を包んだ九頭竜智生役の小野賢章、辰宮晴臣役の諏訪部順一。クールで軽快な小野のラップと、深く響く諏訪部の低音が迫力のハーモニーを生み出し、「BURAIKAN is Back」1曲のパフォーマンスながら強い存在感を示した。「カッコよ!」「かんべんしてくれよ!」と口々に感嘆の声を漏らしながら登場したほかの4チームに向け、小野は「かかってこいよ!」と煽ってみせ、そのやり取りから今後の作品の展開へ期待もにじませた。

最後はBAE、The Cat’s Whiskers、cozmez、悪漢奴等が揃っての「Rap Guerrilla -Paradox Live All ARTISTS-」。カラフルなペンライトの光に場内が包まれる中、それぞれが渾身のラップを聞かせ、昼夜にわたる2ndライブの幕を下ろした。すると終演後、スクリーンには「2023年 Paradox Live TVアニメ化 決定」の文字が。突然の発表に驚きと興奮に包まれた客席からは、この日一番の大きな拍手が贈られた。

「Paradox Live Dope Show-2022.5.28 PACIFICO Yokohama National Convention Hall-」のBlu-ray / DVDは10月28日発売。昼夜両公演の模様がマルチアングル映像付きで収録される。また6月5日まで有料配信のアーカイブ視聴も可能だ。

「Paradox Live Dope Show-2022.5.28 PACIFICO Yokohama National Convention Hall-」夜公演セットリスト

  1. TURN IT UP!!!!!! -悪漢SOUL FEVER- / 悪漢奴等(近藤孝行、志麻、土岐隼一、畠中祐、矢野奨吾)
  2. BAD BOYZ -悪漢奴等 Underground- / 悪漢奴等(近藤孝行、志麻、土岐隼一、畠中祐、矢野奨吾)
  3. Ride Out / The Cat’s Whiskers(竹内良太、林勇、花江夏樹、寺島惇太)
  4. 4 REAL / The Cat’s Whiskers(竹内良太、林勇、花江夏樹、寺島惇太)
  5. W△vin’ FL△g / BAE(梶原岳人、96猫)
  6. AmBitious!!! / BAE(梶原岳人、96猫)
  7. Better Dayz / cozmez(小林裕介、豊永利行)
  8. Where they at / cozmez(小林裕介、豊永利行)
  9. New & Classic / New & Classic(梶原岳人、竹内良太、林勇)
  10. Rooftop / 屋上のトモダチ(寺島惇太、豊永利行)
  11. ギラギラCANDY NIGHT / CLUB CANDY(96猫、近藤孝行、志麻、畠中祐)
  12. The Sound Of Voltage / SUZAKU & KANATA(梶原岳人、小林裕介)
  13. Jumping In to My World / Lollipop*universe(96猫、花江夏樹、豊永利行、矢野奨吾)
  14. Takin’ Over / cozmez(小林裕介、豊永利行)
  15. Life Is Beautiful / The Cat’s Whiskers(竹内良太、林勇、花江夏樹、寺島惇太)
  16. ROWDIEZ -悪漢奴等 Wanted Vibes- / 悪漢奴等(近藤孝行、志麻、土岐隼一、畠中祐、矢野奨吾)
  17. F△Bulous / BAE(梶原岳人、96猫)
  18. BURAIKAN is Back / 武雷管(小野賢章、諏訪部順一)
  19. Rap Guerrilla -Paradox Live All ARTISTS-(梶原岳人、96猫、竹内良太、林勇、花江夏樹、寺島惇太、小林裕介、豊永利行、近藤孝行、志麻、土岐隼一、畠中祐、矢野奨吾)

(c)Paradox Live2022