NHK Eテレの番組キャラクター・ニャンちゅう役で知られる声優・津久井教生が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)との闘病の日々を綴ったエッセイ「ALSと笑顔で生きる。声を失った声優の『工夫ファクトリー』」が、本日4月27日に講談社より刊行された。
ALSは筋肉を動かす運動神経に障害が発生することにより体が動かなくなっていく、進行性の指定難病。手足や喉、舌の筋肉が痩せることから始まり、徐々に全身の筋肉が動かせなくなる一方で、視力や聴力、内臓機能などは概ね正常に保たれることも特徴だ。原因・治療法は未だわかっていない。津久井は2019年にALSに罹患したことを公表し、その後も2023年3月放送分までニャンちゅうの声を演じた。
「ALSと笑顔で生きる。声を失った声優の『工夫ファクトリー』」は、津久井が2020年からFRaUwebで連載した記事をベースに、視線入力での書き下ろし原稿を加えた一冊。ALSと診断されるまでの経緯、声優になったきっかけや実際の現場の様子、発症から現在まで何を思い、どのように過ごしているのか、日々どのように工夫を凝らしているのかなどを細かく記している。なおFRaUwebでは声優仲間の田中真弓や、アニメーション監督の谷口悟朗、歴代ニャンちゅうのお姉さん役を務めた白石まるみらからの応援メッセージが掲載されている。