浦沢直樹、アングレームで特別栄誉賞&ミステリー作品特別栄誉賞をW受賞

浦沢直樹

浦沢直樹が、1月25日から28日にかけてフランスのアングレームで開催されたマンガ祭「第45回アングレーム国際漫画フェスティバル」にて、特別栄誉賞(Fauve d’honneur)とSNCFミステリー作品特別栄誉賞(Fauve Polar SNCF d’honneur)をダブル受賞した。

浦沢が同フェスティバルで賞を受賞するのは2004年に「20世紀少年」が長編賞、2011年に「PLUTO」がインタージェネレーション賞に選ばれて以来。4度の受賞は日本人初となる。受賞を受け、浦沢は「アングレームで二つの栄誉ある賞をいただき、そして世界各国の読者から作品への感想をいただけたことを、心から嬉しく思います。これからも描き続けるパワーをもらえた気がします」とコメントを寄せた。

また同マンガ祭のメイン会場では、「YAWARA!」「MONSTER」「20世紀少年」「PLUTO」など多くのヒット作を生み出してきた浦沢の展覧会を実施。数々の代表作やルーヴル美術館との共同プロジェクトとしてビッグコミックオリジナル(小学館)にて連載中の「夢印」の生原稿、ストーリーのネーム、少年時代のマンガノートなどが並び、国内外から訪れたファンが展示を楽しんだ。なお同展は、2月13日から3月31日にかけて、フランス・パリ市市庁舎1階のパリ・ランデヴー(Paris Randez-vous)でも開催される。

浦沢直樹コメント

アングレームで二つの栄誉ある賞をいただき、そして世界各国の読者から作品への感想をいただけたことを、心から嬉しく思います。これからも描き続けるパワーをもらえた気がします。次の個展はパリ市市庁舎での開催です。東京、大阪に続いてパリの皆さんにご覧いただけるのは、とてもエキサイティングなこと。パリの街とルーヴル美術館を舞台にした新作「夢印」への反響も楽しみです。