影木栄貴の結婚エッセイで姉弟トーク実現、DAIGOの感想「SJT」は妻の言葉を拝借

「50婚 影木、おひとり様やめるってよ」の刊行記念記者会見より。左からDAIGO、影木栄貴。

影木栄貴による初のエッセイ「50婚 影木、おひとり様やめるってよ」の刊行を記念し、本日5月25日に東京・アニメイト池袋本店9階のanimate hall WHITEで記者会見が行われ、影木と弟のDAIGOが出席した。

「50婚 影木、おひとり様やめるってよ」はDAIGOの姉で、竹下登元総理大臣の孫として知られる影木が、50歳にして結婚し、“おひとり様”をやめるまでの道のりを赤裸々に綴ったエッセイ。会見が始まって早々、影木は「皆さん、土曜日というお休みの日に来てくださってありがとうございます。DAIGOを利用しておびき寄せる作戦がまんまと成功しました」と挨拶し、笑いを誘う。

姉の結婚について、DAIGOは「マンガ家というのは、1人で描いたり、クリエイティブな時間をすごく必要とするので、なかなか人と合わせることが難しい職業。そんな中で、姉と結婚してくれた旦那さんにはこのうえない感謝をしております。運命の人というのはこういうことなんだろうなと感じました」とコメント。エッセイの見どころを聞かれると、「お金のことを書いてる部分。姉も株でけっこう成功しておりますので、参考になるんじゃないかなと」とオススメする。影木も「投資は早い年齢からやったほうが絶対にいい」と続け、「投資だけじゃなく、やっぱり早いうちからいろいろ準備したほうがいいなと思います。私はゆっくりしちゃって50歳で結婚しましたが、想像力を蓄えて、10年後にどういたいかを考えながら生きていくと、自分の描いたビジョンに進みやすいんじゃないかなと思います」とアドバイスを贈る。

エッセイの中では、DAIGOが北川景子と一緒に暮らすために家を出てから、影木が“DAIGOロス”になったというエピソードも書かれている。精神面や金銭面、仕事面などそれぞれ支え合っていた2人は、記者からお互いに尊敬するところや感謝しているところを質問される。これに対しDAIGOは「こういうときに弟をフル活用するところ(笑)」と言いながら、「僕がバラエティの世界に足を踏み入れることができたのも、姉にバラエティ番組のオファーが来たときに、代わりにDAIGOでって言ってくれたのがきっかけ。ある意味、その借りは今日返せたかなと思います(笑)。マンガ家としてもリスペクトしていますし、身内ながらクリエイティブの才能はあると思っています」と回答。影木は食べ物の好き嫌いがまったくないこと、ライブで3時間ぶっ通しで歌える体力などを讃えつつ、「北川景子さんと結婚したこと。私に素敵な義妹を作ってくれたこと。そのうえで、私にすごくかわいい甥と姪を作ってくれたことは本当に感謝しています」と答えた。

結婚して変わった部分と変わらない部分を聞かれると、影木は「女性としての魅力。……というのは嘘で(笑)、別居婚ということもあり正直あまり変化を感じてないんです。ただ、両親がいなくなったらどうしようとか、DAIGOが先に死んじゃったらどうしようという漠然とあった不安が、生涯添い遂げる人ができたことで現時点では安心できているというのが変わった点でしょうか」とコメント。DAIGOはそんな姉の変化について「楽しそうですよね、人生が。それまで予定があんまりないタイプだったので、予定が増えたなと感じます。一緒に出かける人もあまりいなかったので」と若干失礼な発言をし、姉を「ん?ん?」と苛立たせる。姉の変わっていない部分については「旦那さんがすごく理解のある方。マンガだったりクリエイティブに対しての時間を作ってくれる旦那さんなので、そこの部分は変わってない部分かな」と話した。

このエッセイは影木の夫もすでに読んでいるとのこと。影木は「母には『こんな過去のことを書いたら旦那さんに嫌われちゃうわよ』って言われたんですけど、旦那さんは『誰にでも過去はあるから全然気にしないよ』と。『面白かったよ』と言ってくれました」とにこやかに話す。また結婚生活の先輩として、夫婦円満の秘訣を“DAI語”で求められたDAIGO。「OY。“思いやり”です。僕も夫婦生活何十年とかじゃないのであまり言える立場ではないですが、やっぱり思いやりを持って接することが大事なんじゃないかなと思います」と述べた。

最後に影木は「女性だけじゃなく、人類に対してエールを送った本になっていると思いますので、ぜひいろんな人に読んでいただきたい」と締めの挨拶。DAIGOは「姉弟なので今日はやりづらい部分があったんですが、本の感想はSJTです。“幸せって自分でつかむもの”」と言うと、影木から「それ景子ちゃんのメッセージじゃん」と北川がエッセイに寄せた帯コメントの言葉を拝借したことが暴露される。DAIGOは「パクりました」と素直に非を認め、記者会見は和やかに幕を閉じた。