「COBRA」の寺沢武一、9月8日に心筋梗塞のため死去

「COBRA OVER THE RAINBOW」イラスト

「COBRA」などで知られる寺沢武一が、9月8日に心筋梗塞のため死去した。

これは本日9月11日に、株式会社寺沢プロダクションの古瀬学代表の署名で、X(旧Twitter)のブイチギルド 【寺沢武一作品公式】のアカウントで発表されたもの。古瀬は「3度の脳腫瘍の手術を経ても、コブラその人のような生命力で生き抜いてきた寺沢武一でしたが、今回は本人も不意打ちを食らってしまったのでしょう。心筋梗塞でした。ここに生前のご厚誼に深く感謝し、謹んでお知らせいたします」とファンに伝えた。なお葬儀は家族のみで執り行われる。

寺沢は1955年3月30日生まれ、北海道旭川出身。浪人時代に投稿したマンガが入賞したことをきっかけにマンガ界入りし、1976年に上京してからは、手塚治虫に師事した。手塚プロダクションの“漫画部スタッフ”として所属中に「大地よ、蒼くなれ」で手塚賞佳作入選。1978年に週刊少年ジャンプ(集英社)でデビュー作となる「COBRA」を発表し、同年11月に連載がスタートした。また80年代初頭からパソコンでの創作に着目。1985年、8色のカラーマンガを「BAT」の巻頭で公開。パソコンの進化に合わせ、1992年「タケル」で世界初のフルCGマンガを発表。美麗なCGで世界各国から注目を集めた。近年では、2019年からKADOKAWAのWebマンガ誌・COMIC Hu(コミックヒュー)にて、完全新作エピソード「COBRA OVER THE RAINBOW」を発表していた。