映画「ブラクロ」梶原岳人が役作りで走り込みや筋トレ「限界を超えました!」

「ブラッククローバー 魔法帝の剣」完成披露イベントの様子。

田畠裕基原作による映画「ブラッククローバー 魔法帝の剣」の完成披露イベントが、本日5月28日に東京・新宿ピカデリーで開催。アスタ役の梶原岳人、ヤミ役の諏訪部順一、ラック役の村瀬歩、ゴードン役の松田健一郎、グレイ役の高橋ミナミが登壇した。

6月16日公開の「ブラッククローバー 魔法帝の剣」は、田畠が総監修とキャラクター原案を務め、原作マンガ「ブラッククローバー」をオリジナルストーリーで映画化した作品。魔法がすべてという世界で、生まれながらに魔法が使えない少年・アスタが、クローバー王国の殲滅を目論む最凶の魔法帝に立ち向かうさまが描かれる。

イベントはアスタたちが「うおー! めっちゃいっぱい集まってるな!」などと客席の様子に興奮する影アナから始まり、黒の暴牛メンバーを演じた梶原たちが登壇。公開を控える現在の思いについて梶原は「TVシリーズを3年半取り組み、そこから映画化ということで、自分が主演のアニメが映画化されたのは初めてだったのでとてもうれしかったです。大変な収録ではありましたが、それを乗り越えて気持ちを込めて演じたので、この機会に一番に、皆さんに観てもらえることがうれしいです」と語る。特に大変だったことという質問に対し梶原は「映画ということで派手なバトルシーンが繰り広げられ、絵がビュンビュン進んでいくのですが、その収録に合わせて1カ月走り込みをしたり、筋トレをしたりしたことが大変だった」と体作りも含めた努力を明かす。諏訪部と村瀬が「それは限界を超えた?」とツッコむと、梶原は「気持ち的にも、身体的にもたくさんがんばったので、限界を超えました!」と述べた。

映画の台本を読んだときの率直な感想を尋ねられた諏訪部は「アツい!と感じた」と、物語の熱さと台本の厚さをかけて表現し、「歴代魔法帝がどのように絡んでくるのか? ヤミはどれくらい出てくるのか?」とわくわくしながら台本を読んだと語る。村瀬は「TVシリーズも3年半してきたので、団員の声が自ずと聞こえる感覚だった。自分の中にあるブラクロ熱が鼓動してくる感じがあった」とアフレコ時を振り返った。

印象的なセリフや注目してほしいシーンについては、一同がネタバレに気を付けながらトーク。高橋は「『諦めないのがオレの魔法だ』という言葉が効いてくるシーンがあるので、アスタをはじめとした熱い言葉に注目してほしい」と述べる。松田は「全体的にすごかったので、見どころしかない!」と率直にアピールし、その中でも「戦闘シーンがすごい! TVのときよりもはるかに迫力が増していた!」とコメント。村瀬は「1人でアフレコに挑んだが、ビュンビュン動く映像がどう完成するのかなということに恐れおののいた。監督の頭の中を覗いてみたいと思った」と語る。梶原が「黒の暴牛として一致団結するところがありました! アジトは動きます。動いてどうなるかは言えないけど、離れたところで各自が戦っていても目的は1つ、気持ちはつながっているので、団結力は見どころです!」と熱く語ると、すかさず高橋が「ネタバレじゃないの!?」とツッコんでいた。

イベントでは、映画のヒットを祈願して、「<黒の暴牛>決起集会!確率の『限界を超えろ』!!」と題したゲームコーナーも行われた。会場に集まった観客500人の中で1人だけに該当する質問を見つけることができれば、9万6000円分の高級焼き肉店の食事券が贈呈されるという内容だ。諏訪部は「黒の暴牛にちなんで9万6000円ね! たくさん食べられるね」とコメントし、ゲームがスタートする。「唐揚げを2週間毎日食べたことがある人」「黒の暴牛にちなんで、家で牛を飼っている人」「ラックと同じ10月11日が誕生日の人」などキャスト陣からさまざまな質問が飛ぶ。いずれも500分の1には及ばない結果となったが、会場は大きな盛り上がりを見せた。

最後にはキャスト陣を代表して、梶原と諏訪部が会場へのメッセージを送る。諏訪部は「無事こうして映画をお届けできることが大変うれしいです。お待たせした甲斐がある作品になっておりますので、ぜひ大きな画面、いい音響でお楽しみください。そして、ネタバレしない程度のいいご感想を、ぜひ広めてください!」とアピール。梶原は「アスタを演じてみて、1つひとつのセリフに心を打たれましたし、自分自身の気持ちを引き上げられました。アスタは見てる人たちに内側からエネルギーを与えるので、観てくれるみんなにも、この熱量を、そして生きていく活力を受け取ってもらえると思います。何かしらのパワーを受け取っていただけたらうれしいです。よろしくお願いします」と語った。

映画「ブラッククローバー 魔法帝の剣」

2023年6月16日(金)全国公開、Netflix全世界配信

スタッフ

原作・総監修・キャラクター原案:田畠裕基(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
監督:種村綾隆
キャラクターデザイン:竹田逸子
サブキャラクターデザイン:徳永久美子
プロップデザイン:高橋恒星
美術監督:前田有紀
色彩設計:篠原愛子
撮影監督:國井智行
編集:奥田浩史
音響監督:高桑一
音楽:関美奈子
脚本:ジョニー音田、折井愛
制作:studioぴえろ
製作:映画ブラッククローバー製作委員会
配給:松竹ODS事業室

キャスト

アスタ:梶原岳人
ユノ:島崎信長
ヤミ:諏訪部順一
ノエル:優木かな
ユリウス:森川智之
コンラート:関俊彦
エドワード:大塚芳忠
プリンシア:沢城みゆき
ジェスター:高橋文哉
ミリー:飯豊まりえ

※高橋ミナミ、高桑一、高橋恒星の高ははしごだかが、島崎信長の崎はたつさきが正式表記。

(c)2023「映画ブラッククローバー」製作委員会 (c)田畠裕基/集英社