「名前のない怪物 蜘蛛と少女と猟奇殺人」オリジナルストーリーで来年2月に舞台化

「名前のない怪物 蜘蛛と少女と猟奇殺人」1巻

「名前のない怪物 蜘蛛と少女と猟奇殺人」の舞台化が決定。脚本・演出を春陽漁介(劇団5454)が手がけ、2月7日から12日まで東京・シアターサンモールで上演される。

「名前のない怪物 蜘蛛と少女と猟奇殺人」は、「第5回ネット小説大賞」メディア賞を受賞した、黒木京也による同名のサスペンスホラー小説が原作。美しい少女の顔をした“怪物“に魅了された青年の物語が展開され、第1部を万丈梓、第2部を子月コウが描いた。LINEマンガオリジナル作品で、単行本は全7巻が刊行されている。

舞台版はオリジナルストーリーで上演。振付として野口量と森井淳(LIFULL ALT-RHYTHM)が参加し、東京舞台製作とカンフェティがタッグを組んで企画・制作を行う。出演者は後日発表予定。ヒロイン役は、SHOWROOMでのオーディションによって決定する。

黒木京也(原作)コメント

以下、初めて話を聞いた原作者の第一声
「すいません、オファーする作品間違えてませんか?」
……そもそもこの作品、舞台化して大丈夫なの!?(描写的に)と真っ先に思ったのは内緒の話。それでも題材として選んで下さり嬉しく思います。どのような形になるか今から楽しみですね。少しでも興味を抱いて貰えたなら、原作共々愛していただけると幸いです。

春陽漁介(劇団5454 / 脚本・演出)コメント

脚本と演出を担当します、春陽漁介(しゅんようりょうすけ)です。
『名前のない怪物 蜘蛛と少女と猟奇殺人』を拝読し、現代の若者が抱えている心の闇が多角的に描かれている作品だと感じました。特に、タイトルにもある「名前」の重要性に心惹かれています。「名前を呼ぶ・呼ばれる」という当たり前の認知が与える心の影響こそ、舞台化する上で根幹に置きたいテーマです。
演出面では、原作を忠実に再現するのは難しい作品ではありますが、コレオグラファーの野口量さんのお力もお借りしながら舞台表現にこだわって参ります。
もちろんエンタメ性も大事にし、多くの方が楽しみやすい創作を心がけますが、演劇ではあまり見ないサイコスリラーな作品が出来そうで今からワクワクしています。

舞台「名前のない怪物 蜘蛛と少女と猟奇殺人」

期間:2024年2月7日(水)~2月12日(月・祝)
会場:東京都 シアターサンモール

スタッフ

原作:黒木京也
漫画:万丈梓(第1部) / 子月コウ(第2部)
脚本・演出:春陽漁介(劇団5454)
振付:野口量・森井淳(LIFULL ALT-RHYTHM)
宣伝美術:劇団5454
協力:LINE Digital Frontier株式会社(LINEマンガ)
主催:舞台『名前のない怪物』製作委員会(東京舞台製作・カンフェティ)

(c)Kyoya Kuroki・Azusa Banjo・Ko Nezuki/LINE Digital Frontier (c)舞台『名前のない怪物』製作委員会