普通に過ごせたら幸せなはずだった…とある少女の才能と運命描く河野大樹の読切

「干からびたミミズ」扉ページ (c)河野大樹/集英社

「ブス界へようこそ」の河野大樹による読み切り「干からびたミミズ」が、少年ジャンプ+で公開された。

授業中、真面目に絵を描いている翔(かける)に、思ったことをすぐ口に出す彼女の友人・慧(あきら)が、「干からびたミミズ描いたことある?」と聞くところから物語は始まる。慧は干からびたミミズを見つけたら一緒に描こうと翔を誘い、さらにはなぜ絵がうまいのにプロになろうと思わないのかと翔に問う。それに対し、創作の衝動を生み出すには努力だけではない強烈な“偏り”が必要で、こうやって普通に過ごせたらそれで幸せと答える翔。そんな2人の何気ない日常はこのまま続くように思われたが、ある日突然慧が行方不明になったことで、翔の運命が変わり始める。