秋本治が描く西部劇「BLACK TIGER」1巻発売、「Mr.Clice」新刊&新装版も

「BLACK TIGER ブラックティガー」1巻 (c)秋本治・アトリエびーだま/集英社

秋本治の新作「BLACK TIGER ブラックティガー」1巻、「Mr.Clice」の1巻から5巻までの新装版と最新6巻が、本日11月2日に一挙に発売された。

グランドジャンプ(集英社)にて連載されている「BLACK TIGER ブラックティガー」は、南北戦争直後のアメリカを舞台にした西部劇。南部の残党兵や無法者を駆逐するため、北部政府によって「殺しのライセンス」を与えられた女ガンマンのブラック・ティガーの活躍を描いていく。単行本1巻には第1話から第3話までと、同作の原点とも言える読み切り「アリィよ銃を撃て!」が収められている。

一方「Mr.Clice」は脳を女性アスリートの遺体に移植されたため、男の意識を持ちながら肉体は女という境遇となったエリート工作員・クリスの活躍をコメディタッチに描くスパイアクション。現在はジャンプスクエアにて発表されており、6巻には月刊少年ジャンプ(ともに集英社)に掲載された2話分を含む計4話が収録された。なお新装版の表紙イラストはいずれも秋本による描き下ろしだ。

秋本はこのほか週刊ヤングジャンプにて「ファインダー ―京都女学院物語―」、ウルトラジャンプ(ともに集英社)にて「いいゆだね!」を発表しており、それぞれの単行本1巻は2018年春の刊行を予定している。

秋本治コメント

4誌連載について

『こち亀』の週刊連載のあと、西部劇、スパイ、青春、下町の4作品を4誌で同時に描いています。ギャップのある四作品それぞれの面白さを楽しんでもらえればと思います。

『こち亀』後、初の完全新作『BLACK TIGER ブラックティガー』について

『BLACK TIGER』は、西部劇の面白さを現代的な感覚で描くことに挑戦しています。西部劇の時代には存在ないはずの先進兵器に“拳銃”だけで立ち向かう主人公。また、西部劇ではあまり描かれた事のない”海洋戦”など、〈スーパー西部劇〉を堪能してください。ハリウッドの方にぜひ映画化してほしいです(笑)