見られたら終わり……人の模倣をするケモノの恐怖を描いた「さるまね」1巻

「さるまね」1巻(帯付き)

吉田薫「さるまね」1巻が、本日9月20日に発売された。

「さるまね」の物語は、山で迷ったという男が主人公・可畏の村にやって来たことから始まる。何かを恐れるように誰とも目を合わせようとしない男は「奴らに見られたら終わりなんだ」と取り乱す。その日の昼間、可畏は狩りの獲物を捌いているところを1匹の猿に目撃されていた。猿の集団に村が襲われ、その猿たちが人間の行動を模倣する恐怖が描かれる。