舞台「終末のワルキューレ」開幕、飯窪春菜「それぞれの闘士がその場の主役」

「『終末のワルキューレ』~The STAGE of Ragnarok~」ゲネプロの様子。

梅村真也フクイタクミアジチカ原作による舞台「『終末のワルキューレ』~The STAGE of Ragnarok~」が本日11月27日に東京・こくみん共済coopホール/スペース・ゼロで開幕。これに先がけて、昨日11月26日にゲネプロと取材会が行われた。

「終末のワルキューレ」は神々と歴史上の武人・傑人によるタイマン勝負を描くバトル作品。累計発行部数900万部を突破し、6月に配信がスタートしたアニメは早くも第2期の制作が決定している。舞台版では、キャストにブリュンヒルデ役を飯窪春菜、ゲル役を田上真里奈、呂布奉先役を郷本直也、アダム役を大平峻也、佐々木小次郎役の中河内雅貴、トール役を山口智也、ゼウス役を加藤啓、関本大介(大日本プロレス)、鯨井謙太郎、ポセイドン役を相馬圭祐が名を連ねた。脚本を月森葵、野ノ栖千晶、会沢青、伊藤栄之進からなるSpacenoid Writers’ Roomが手がけ、演出を加古臨王が担当する。

座長を務める飯窪は今作が2.5次元作品初参加。作品の魅力を聞かれると「この作品は神と人間の熱いタイマン勝負が見どころなので、3戦それぞれの闘士がその場の主役だと思っています。なのでぜひ、熱い熱い戦いを観ていただきたいです。私はブリュンヒルデとして戦いの行く末を見守りながら、舞台に華を添えられるようにがんばりたいなと思います」とコメントした。

田上は「目の前で今まで見たことのないタイマンが繰り広げられるので、私は夢中で楽しんでいました」と感想を述べる。さらに、稽古中には観客というピースが足りないと感じていたことを明かし「ようやく完成するというか、私たちの思いを共有できる皆様とこの作品を作れるのが楽しみです。幕が開くと全く違った感覚になると思うので楽しみにしています!どうぞ皆さま、この舞台を完成させにいらしてください!」と呼びかけた。

人類のキャスト代表としてコメントを求められた郷本は「こういうバトルものの作品って、プロレスもそうですけど、歓声を出したいじゃないですか」と話し出し、応援グッズを使っての応援をお願いする。さらに「神側、人類側と分かれていますけど、(応援するのは)どっちでもいいです!(笑)。観ていただいて『がんばれ!』っていう熱意を伝えていただけたら、僕たちは受け取ってがんばりますので、よろしくお願いいたします」と伝えた。

神側のキャスト代表として挨拶した山口も「直也くんの言ったことがすべて」と同意。「もしかしたらお客さま自体が、神VS人類の盛り上がり方の勝負になったり一体感が生まれたりと、お客さま自身も参加することによって舞台の色も変わってくると思うので、僕たちもそれを楽しみにしながら演じられたらいいなと思っています!」と本番に期待を寄せた。

舞台「『終末のワルキューレ』~The STAGE of Ragnarok~」は12月5日まで上演。日程限定のアフターイベントや12月5日の千秋楽にはオンライン生配信も予定されている。公演の最新情報は舞台公式サイトで確認しよう。

「『終末のワルキューレ』~The STAGE of Ragnarok~」

日程:2021年11月27日(土)~12月5日(日)
会場:東京都 こくみん共済coopホール/スペース・ゼロ

スタッフ

原作:「終末のワルキューレ」作画:アジチカ 原作:梅村真也 構成:フクイタクミ(月刊コミックゼノン連載/コアミックス)
演出:加古臨王
脚本:Spacenoid Writers’ Room(月森葵、野ノ栖千晶、会沢青、伊藤栄之進)

キャスト

ブリュンヒルデ:飯窪春菜
ゲル:田上真里奈
呂布奉先:郷本直也
アダム:大平峻也
佐々木小次郎:中河内雅貴
トール:山口智也
ゼウス:加藤啓、関本大介(大日本プロレス)、鯨井謙太郎
ポセイドン:相馬圭祐
ヘルメス:佐藤永典
ヘイムダル:永島敬三
アレス:片山浩憲
陳宮:大見拓土
イヴ:新谷姫加
宮本武蔵:田中しげ美

ハラマサ、岡村樹、熊倉功、工藤翔馬、吉浜あずさ、中村哲人

※鯨井謙太郎の郎は、良に邑が正式表記。

(c)アジチカ梅村真也フクイタクミ/コアミックス (c)「終末のワルキューレ」~The STAGE of Ragnarok~製作委員会