「刀剣乱舞」本丸博、景趣から独自解釈で“とある本丸”再現！1/100ジオラマに

2020年1月4日2020年1月4日 editor

「謝儀の間」より。

PCブラウザ＆スマホアプリゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」の展示イベント「刀剣乱舞 -本丸博-2020」が、明日1月5日より東京・池袋サンシャインシティにて開催される。これに先がけ、本日1月4日にメディア内覧会が行われた。コミックナタリーでは展示の内容を詳細にレポートするので、ネタバレを見たくない方はご注意いただきたい。

「刀剣乱舞 -本丸博-2020」は、2017年に全国5都市で開催された「刀剣乱舞 -本丸博-」の内容をパワーアップしたイベント。「刀剣乱舞-ONLINE-」が1月14日にサービス開始5周年を迎えることを記念し、原作のゲームはもちろん、アニメ・舞台・ミュージカル・映画などメディアミックス展開の資料も含めた多彩な展示が行われる。

まず来場した審神者たちを出迎えるのは「歓迎の間」。初期刀の挨拶を皮切りに、「-本丸博-2020」限定の3分半の映像がお目見えする。そして「謝儀の間」では、5周年と日頃の感謝の意を込めた刀剣男士の跪座姿を、掛け軸に仕立てて展示。刀剣男士がずらりと並ぶさまは圧巻の見応えだ。

「とある本丸の間」では「-本丸博-2020」製作委員会が独自の解釈で、「刀剣乱舞」の舞台となる“とある本丸”の間取りと、それをもとにした1/100サイズのジオラマ模型を制作。本丸の模様替えイラストである“景趣”を参考に、とある本丸の建築様式は室町・安土桃山時代以降に成立した書院造と想定し、間取りを練り上げた。第一部隊から第四部隊までの部屋や食堂、道場、畑、資材置き場、手入れ部屋なども取り入れられている。なお「とある本丸の間」の特別アドバイザーとして「映画刀剣乱舞‐継承‐」の耶雲哉治監督がクレジットされた。

続く「内番の間」では馬当番・畑当番・手合せの風景を切り取り、フォトスポットに。馬小屋では2019年9月に実装された桑名江までの81名の刀剣男士がランダムで登場し、ともに撮影できる。「真剣の間」では優美な三日月型の打除けが堪能できる「復元三日月宗近真」、ニトロプラス所蔵の「阿蘇神社奉納蛍丸写影打」、在銘作が少ない五条国永の作風を知れる「太刀銘國永」の3振の真剣がお目見えした。

「メディアミックスの間」には、アニメ・舞台・ミュージカル・映画の各コーナーが設置された。2016年10月に第1期、2018年1月に第2期が放送スタートしたアニメ「刀剣乱舞-花丸-」。本展では「続『刀剣乱舞-花丸-』」より、原画やDVD特典の描き下ろしデジパックイラストが登場した。2017年7月から放送されたアニメ「活撃刀剣乱舞」コーナーにも、原画や場面カットなどが披露されている。2019年1月に公開され、「刀剣乱舞」初の実写映画作品となった「映画刀剣乱舞‐継承‐」からは、映画の場面カットと劇中で使用された衣装を展示。2015年に始まったミュージカル、2016年にスタートした舞台の衣装・写真も飾られ、会場を華やかに彩っていた。

「川柳の間」は、東京会場限定の参加型特別企画。刀剣男士、審神者、刀装兵など各テーマで川柳を募集し、集まった川柳をランダムで展示している。審神者ならば思わず頷いてしまう力作揃いだ。「刀剣乱舞」の年表を掲示した「軌跡の間」を経て、ラストを飾るのは「五周年記念大祝画の間」。桑名江までの全81振の刀剣男士が集結した横4m、縦2.2mの大きなビジュアルが鎮座している。販売コーナーも用意され、オリジナルのクリアファイルやパスケース、せんべいなどがラインナップされた。

本展は1月19日まで東京会場にて開催されたのち、3月20日から29日まで大阪・大阪南港ATCギャラリー、4月18日から5月10日まで新潟・新潟県民会館ギャラリー、5月29日から6月21日まで石川・サイエンスヒルズこまつを巡回。7月には福岡、8月には愛知、10月には広島での開催も決定している。