終末に向かう世界で描かれる、男性とヒューマノイドの日々…SF詩篇「セリー」
森泉岳土の作品集「セリー」が、本日9月12日に発売された。
月刊コミックビーム(KADOKAWA)で連載された「セリー」は、外気が生命活動に適さなくなった世界を舞台に描かれるSF詩篇。人間の男・カケルは、外部と音信不通になった家に閉じこもり、ヒューマノイドのセリーに本を読んでもらいながら毎日を過ごしていた。ひっそりと死にかけている都市の下で、セリーと長い時間をともにするカケル。だがある日、セリーの目が不具合から突然見えなくなってしまう。壊れた目を治すには、彼女を初期化する必要があった。
単行本には「セリー」以外に、ジオラマブックス発行の自主制作マンガ誌・ユースカで発表された掌編「手牛の血」、森泉が安永知澄、おくやまゆかと作っているリトルマガジン・ランバーロール掲載の「あの日あなたと」も収録。「あの日あなたと」では描き下ろしエピソードも用意されている。一部書店では購入者に特典ペーパーを配布。配布の有無は各書店に確認を。