「ワンパンマン」サイタマ役の古川慎「2期もよろしく頼むぜ!」と熱く訴える
ONE、村田雄介原作によるアニメ「ワンパンマン」のイベント「ワンパンマン マジ学園祭」が、去る8月12日に埼玉・大宮ソニックシティ 大ホールで開催された。コミックナタリーでは昼公演の様子をレポートする。
CD「ワンパンマン マジCD DRAMA & SONG」シリーズに収録されたオーディオドラマ「パラレル学園シリーズ『中学生サイタマ』」の世界観を活かした本イベント。学園祭らしくきらびやかな飾り付けが施されたステージではサイタマ役の古川慎、ジェノス役の石川界人、音速のソニック役の梶裕貴、アトミック侍役の津田健次郎、キング役の安元洋貴、タンクトップマスター役の小西克幸、ぷりぷりプリズナー役の小野坂昌也、チャランコ役の増田俊樹、ガロウ役の緑川光という9人のキャスト、そして主題歌アーティストのJAM Projectが、部活動の発表という形式でさまざまな催しを行った。
演劇部の発表となる朗読劇は、童話を「ワンパンマン」らしくアレンジした「ロミオとジュリエットと先生と弟子」「赤ふんどしちゃん」の2本立て。「ロミオとジュリエットと先生と弟子」では元演劇部の梶がロミオとジュリエットを一人二役で演じ、石川がジェノスの自爆に際して白目を剥くほどの迫真ぶりを見せる。「赤ふんどしちゃん」では赤ふんどしちゃんを演じた小野坂を始め、緑川や津田、小西らベテラン陣が巧みかつコミカルな演技で終始会場を笑いに包んだ。
軽音楽部の発表コーナーでは、JAM Projectの5人が登場する。サイタマのイメージソング「豪腕パンチ」で会場のボルテージを一気に引き上げた彼らは、挨拶もそこそこにジェノスのイメージソング「Burning Blue ~蒼炎のソルジャー~」、音速のソニックのイメージソング「残像のリベンジャー」、そしてヒーロー全体に捧ぐ楽曲である「ENTER THE HEROES」の3曲をメドレーで披露。ハードナンバーを連続で畳み掛けて、ステージを一旦後にする。
時間が押しているため増田が大急ぎでグッズ紹介を行った購買部の発表、第2期の特報と2019年4月からの放送開始が明かされた映画部の発表を挟んで、後夜祭としてキャストトークが始まる。第2期のセリフが多数表示される特報に話が及ぶと、石川が「(特報が)ネットで公開されたらセリフを全部読んでほしい」とファンにリクエストする一方、小西は「(タンクトップマスターのセリフの扱いが)小っちゃ。2期での扱いがわかる」と残念がる。また第2期からの登場となり特報で大きくフィーチャーされていたガロウを演じる緑川は「(過去に収録した)CDのオーディオドラマでは一切演技指導がなかったので、(今回は)いろいろ聞きながら演じた」と収録の裏側を明かした。
残り時間を調整するため駆け足気味で進められたトークを終えようとしたところで、MCの小野坂にスタッフが「もうちょっとつないでください」と耳打ち。出演者の努力が台無しになった状況で若手の増田にしわ寄せがいく。先輩たちからステージ前に出て場をつなぐよう指示された増田は声を張り上げ、全身でパフォーマンスしてファンを笑わせる。そこに古川が助けに入り奮闘。最後は2人で交互に「ワンパンマン」の6字であいうえお作文をするはめになり、後攻となった増田は「ンー!」と叫び続ける。そんな必死の姿に、先輩陣からは「2期で(チャランコの)出番増えるよ」と労いの言葉が飛んだ。
後夜祭フィナーレライブとしてオープニング主題歌「THE HERO !! ~怒れる拳に火をつけろ~」を歌い上げたJAM Projectは、第2期のオープニング主題歌も担当することを発表。リーダーの影山ヒロノブは「みんなが期待していることは前作を上回る、ぶっ飛んだ感じだと思う。未知の領域のぶっ飛びを(見せたい)……まだ打ち合わせもしてないですけど」「任せてください」と自信を見せた。さらにキャスト陣もステージに再登場し、最後は会場全体で「ワンパンチ!」の声と共に拳を掲げてイベントは終了。古川はその後も力強く「2期もよろしく頼むぜ!」とファンにさらなる応援を呼びかけた。
古川慎コメント
本日はありがとうございました。私自身は今日のイベントも頼りなかったですが、周りにこんなに素敵なキャストと支えてくれるスタッフと、そしてこの作品を愛してくださるファンのみなさんの力で、『ワンパンマン』はもっと先に進めるんじゃないかと、このイベントを通して確信しました。みんなで最高の作品を作っていきますので、第2期スタートまでもう少々お待ちいただければと思います。これからも『ワンパンマン』をどうぞどうぞよろしくお願いします。
石川界人コメント
皆さん今日は来てくださってありがとうございました。今回は「学園祭」ということで、前回は「秋祭り」で、果たして次は何をやるんだろうと今から思っております。来年は第2期放送もありますし、時期的にも、またこういうイベントの機会があれば嬉しいなと思っております。
アニメも期待していただきつつ、こういうイベントの場の期待も抱きつつ、引き続き『ワンパンマン』を応援していただけたら嬉しいです。
梶裕貴コメント
改めて特報を観たり音楽を聴いてかっこいい作品だなと感じました。朗読劇でまたソニックを演じられて嬉しかったんですが、まさか僕自身が股間を押さえる日が来るとは…(笑)。でも、とても楽しかったです。もっともっとソニックを演じたいですし、皆様もそんな彼の姿を、4月の放送まで楽しみにお待ちいただければ嬉しいです。またこういう形で皆様とお会いできる日が来ますように!ありがとうございました。
津田健次郎コメント
こうやって皆様とお会いできたことを嬉しく思っております。たまに密かに応援してますとおっしゃってくれる人がいるんですけれど、ぜひ前面に出て、自己主張しながら全力で応援していただけると嬉しいです。引き続きアトミック侍と『ワンパンマン』を応援してください。本日はどうもありがとうございました。
安元洋貴コメント
僕は『ワンパンマン』の漫画が好きで、ずっと読んでいるんですけど、だからこそ、キングがどういう事をするのかちょっとわかってて。
さっきの特報で一言だけ「帰ってゲームしよう」みたいな台詞が出て来たんで、「あ、ついにあのくだりを演じられるんだ」と、本当に楽しみです。
僕は弱いところがある人が好きなんで、それを美しく演じられたらいいなと思うので、頑張ります。今後とも宜しくお願いします。
小西克幸コメント
今日は皆さんどうもありがとうございました。タンクトップを着てよかったです(笑)。JAM Projectの歌もすごくアツくて、結構裏でテンション上がって聴いておりました。タンクトップマスターがどれくらい出るかちょっとわかりませんけれども、皆さんと一緒に、テレビの前で正座して『ワンパンマン』を応援したいと思います。
小野坂昌也コメント
本日は皆さんありがとうございました。僕は原作をずっと読んでいて、何回も読み返すとその度に新しい発見がたくさんあって大好きです。
格闘のシーンも大好きでガロウすごいかっこいいなと思っていて、アニメになるのが楽しみでしょうがないです。第2期でどれくらいまで描かれるでしょうね。単行本の最後に載っている番外編もやっていただきたいですね。そこに僕も出てますしね。これからも応援よろしくお願いします。
増田俊樹コメント
きっと第2期ではバング一門の話がたくさんありますので、チャランコの出番も増えると思っています。今後の作品のさらなる発展に期待して下さい。ありがとうございました。
緑川光コメント
まだちょっと本当にどんな感じになるか未知数なんですけれども、ベストを尽くして、よりガロウというキャラクターが魅力的になるよう頑張りますので、是非是非応援してください。今日はどうもありがとうございました。
JAM Project 影山ヒロノブコメント
JAMも、そして俺達5人とも、何十年もこの業界で頑張ってきたんですけど、今まで色んな作品と出会って来ました。その中でも『ワンパンマン』はとてもストロングな出会いだったと思います。俺達が海外に招待されているのも、『ワンパンマン』あっての事だと思っています。
なので、皆の期待を裏切らないような第2期のOPを作りたいと思います。これからも宜しくお願いします!
アニメ「ワンパンマン」第2期
2019年4月放送
スタッフ
原作:ONE・村田雄介「ワンパンマン」(集英社「となりのヤングジャンプ」連載)
監督:櫻井親良
シリーズ構成:鈴木智尋
キャラクターデザイン:久保田誓
音響監督:岩浪美和
音楽:宮崎誠
アニメーション制作:J.C.STAFF
キャスト
サイタマ:古川慎
ジェノス:石川界人
音速のソニック:梶裕貴
戦慄のタツマキ:悠木碧
シルバーファング:山路和弘
アトミック侍:津田健次郎
童帝:高山みなみ
メタルナイト:玄田哲章
キング:安元洋貴
ゾンビマン:櫻井孝宏
駆動騎士:上田燿司
豚神:浪川大輔
超合金クロビカリ:日野聡
番犬マン:うえだゆうじ
閃光のフラッシュ:鳥海浩輔
タンクトップマスター:小西克幸
金属バット:羽多野渉
ぷりぷりプリズナー:小野坂昌也
イケメン仮面アマイマスク:宮野真守
地獄のフブキ:早見沙織
無免ライダー:中村悠一
ガロウ:緑川光