岡野玲子「陰陽師」のコンサートが11月に、世界観を雅楽・電子音楽・映像で再構築
夢枕獏原作による岡野玲子「陰陽師」のコンサート「漫画『陰陽師』を聴くー天地をむすぶ雅楽の宇宙 ー」が、11月27・28日に東京・MoN Takanawa: The Museum of Narrativesで開催される。
岡野が監修を務め出演もするこのコンサート。「陰陽師」で描かれる平安時代独自の美意識や宇宙観を、雅楽や電子音楽といった音楽と、原作のシーンや平安京を想起させる映像を融合させて表現していく。音楽は、2000年に発売されたアルバム「music for 陰陽師」の楽曲を演奏。雅楽演奏は、マンガ連載当初から付き合いのある雅楽演奏団体・伶楽舎、キーボードアンビエント音楽は橋本一子、和琴は岡野が担当する。また岡野によるトークも行われる。
チケットは明日10月3日10時に発売。雅楽器体験付きチケットも、先着50人限定で用意される。
「陰陽師」は平安時代の都を舞台に、稀代の陰陽師・安倍晴明と笛の名手・源博雅の活躍を描く物語。1993年から2005年まで連載され、単行本は全13巻が刊行されている。2001年には第5回手塚治虫文化賞マンガ大賞、2006年には第37回星雲賞コミック部門を受賞。続編に「陰陽師 玉手匣」があり、全7巻が刊行された。
岡野玲子(監修・出演)コメント
漫画『陰陽師』は10世紀の平安時代に実在した“稀代の陰陽師”安倍晴明と、後の世に“雅楽の神様”と謳われた王子源博雅、「陰陽道」と「雅楽」に通じた二人の異能者が、見える世界と見えない世界の存在の心のすれ違いや悲運を、心をこめた歌舞や音楽、言祝ぎで、結び、魂鎮める物語でした。本演奏会では漫画『陰陽師』ならではの、本邦初公開の魔術的試みが秘められています。『陰陽師』世界観を、時空を越えて遊び心と可能性に満ちた最新設備のシアターBox1000に呼び降ろし、天地をむすぶ雅楽の響きと皆一体に神遊びする。そんなひと時となりましたら幸いです。
Bruce Ikeda(演出)コメント
音を聴くことで、そこにはない風景が見えてくることがあります。遠くの山、風、水、月の光、誰かの気配。千年前の平安の人々は、そうした自然の変化や目に見えないものを、今よりも敏感に感じながら生きていたのかもしれません。今回、雅楽の響きを中心に、岡野玲子さんの描く世界、映像、光、そして立体音響によって、Box1000の中にもうひとつの世界を立ち上げます。春、夏、秋、冬と移ろう中で、音が風景となり、やがて見える世界と見えない世界の境界がゆっくりと曖昧になっていく。この世から幽玄の世界へ。千年前の人々が感じていたかもしれない世界を、身体で感じてもらえたらと思っています。
漫画『陰陽師』を聴くー天地をむすぶ雅楽の宇宙 ー
日時:2026年11月27日(金)17:45開場 / 18:30開演、11月28日(土)13:15開場 / 14:00開演
会場:東京都 MoN Takanawa: The Museum of Narratives Box1000
演目
双調調子(そうじょうのちょうし) /春庭花(しゅんでいか)/黄鐘調調子(おうしきちょうのちょうし)/拾翠楽(じっすいらく)/琵琶秘曲 楊真操(ようしんそう)/舞楽 陵王一具(りょうおう いちぐ)/平調調子(ひょうじょうのちょうし)/ 和琴独奏 菅掻(すががき)/催馬楽 飛鳥井(あすかい)/盤渉調調子(ばんしきちょうのちょうし)/蘇合香 序一帖(そこう じょいちじょう)/舞楽 青海波(せいがいは)/太食調調子(たいしきちょうのちょうし)/長慶子(ちょうげいし)/朗詠 二星(じせい)/雲珠(うず)
※上演時間は約140分間予定
雅楽器体験
笙(しょう)/篳篥(ひちりき)/龍笛(りゅうてき)/鞨鼓(かっこ)/楽太鼓(がくだいこ)/鉦鼓(しょうこ)
※体験時間は約40分間を予定
※雅楽体験付きチケットを購入した人限定
