劇場版「コナン」上戸彩が12年ぶり帰還&博多大吉は“死んでいる”役で出演

「真実はいつもひとつ!」のポーズを決める上戸彩(左)、コナン(中央)、博多大吉(右)。

青山剛昌原作による劇場アニメ「名探偵コナン ゼロの執行人」に、ゲスト声優として上戸彩と博多大吉が出演する。

「名探偵コナン」の劇場版22作目となる「ゼロの執行人」は、大規模な爆破事件を発端に、毛利小五郎の逮捕を巡ってコナンと公安警察が衝突するストーリー。上戸は、容疑者となった小五郎を担当する弁護士・橘境子役を、博多はかつて境子が所属していた弁護士事務所で裁判官を目指していた司法修習生・羽場二三一役をそれぞれ演じる。

アニメ「名探偵コナン」のスペシャルサポーターを務め、本人役で登場した経験もある上戸は、本作で約12年ぶりに「名探偵コナン」に帰還。上戸は「境子は一見頼りなさそうに見えるかもしれませんが、真実はいつも1つです!私にお任せください!」と気合十分に語る。一方、「名探偵コナン」初参戦となる博多大吉が演じる羽場は、ある事件をきっかけに命と落としてしまっているという“死んでいる”キャラクター。その設定を受けて「以前、(別作品で)妖怪役をやらせていただいたことがあったんですけど、やっと人間に出世したと思ったらまさか既に死んでいるとは……。驚きましたが頑張りたいと思います」とコメントしている。

「モブサイコ100」の立川譲が監督を務める「名探偵コナン ゼロの執行人」は、4月13日より全国東宝系にてロードショー。

上戸彩(橘境子役)コメント

コナン君は国民的アイドルと言いますか、とても大人気!! ですし、特に映画となると常に1位を獲得しているイメージしかなくて。今回この「ゼロの執行人」に自分も携わることが出来て本当に光栄です。父親がコナン君にはまっていたので小学生のころは毎週一緒に観ていた記憶があります。新一君と蘭ちゃんの関係性が当時から好きでした。今回私が演じる橘境子は弁護士です。蘭ちゃんのお父さん(小五郎)の弁護人を務めさせていただきます。一見頼りなさそうに見えるかもしれませんが、真実はいつも1つです! 私にお任せください!

博多大吉(羽場二三一役)コメント

劇場版1作目からずっと観ていますが、まさか自分が関わるとは思っていなかったですし、共演者が上戸彩さんと聞いてドッキリかと思いました。その後どうやら本当の話だと分かったんですけど、あまり声優の経験がないので世界観を壊してしまわないかと心配になりました。「本当に僕で大丈夫ですか?」と確認したところ、「大吉さんにピッタリで、とってもはまり役です」とおっしゃっていただいて、台本を読んでみたら……死人役でした。以前、妖怪役をやらせていただいたことがあったんですけど、やっと人間に出世したと思ったらまさか既に死んでいるとは…。驚きましたが頑張りたいと思います。今回僕が演じる羽場二三一は上戸さんが演じる“橘境子”のいた弁護士事務所で働いていた男性です。
二三一と書いてふみかずと読むのですが、ひふみんブームに乗っかったような感じが否めません(笑)。もうこの世にいない男なのでどこまで活躍できるのかはわかりませんが、とにかく全力でやらせていただきます! 

読売テレビ・諏訪プロデューサーコメント

上戸彩の起用理由

今回上戸さんにお願いする弁護士・橘境子は毛利夫妻に大きく関わる女性です。したたかな強さの中のあやしさを表現できる役者としてプロデューサー全員、上戸さん以外に思いつかない状況でした。そしてその上戸さん、実は2006年公開の劇場第10弾「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」の宣伝隊長を務めて頂き、公開直後「上戸彩と新一 4年前の約束」でTVシリーズに出演頂いています。これは、我々スタッフの12年前の記憶に鮮明に残る出来事でした。この作品の大ヒットもあって、劇場版も第22弾! 干支が一回りしてゼロになり、今度は劇場版名探偵コナンにこのような形でご出演頂けるという、上戸さんとの強い縁にただただ感謝しています。日本を代表する女優・上戸さんの「ゼロの執行人」参戦には超期待しています!

博多大吉の起用理由

今回大吉さんにお願いする、羽場二三一はドラマの中ですでに故人、でもストーリーに大きく絡んでくるちょっと意外なキャラクターです。このような役柄を演じて頂くのはやはり変化球で勝負した方がいいんじゃないか、プロデューサー間でかなり話し合いました。そしていつしかこんな風に思えたのです。「お笑いやバラエティーの中で、ちょっと地味に見えながらも、独特な異彩を放っている大吉さんってこの役にピッタリなんじゃない?」それからこの思いがそれまでの会話のゴールになるのに時間はかかりませんでした。実は大吉さんは劇場版第1弾「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」をご覧になっていたなんて本当に嬉しいお話でした。そして羽場という奇妙なキャラクターを演じてもらう事により、今回の第22弾「ゼロの執行人」までの積み重ねも表現して頂けたら、なんてちょっと欲張りすぎですね(笑)。

映画「名探偵コナン ゼロの執行人」

2018年4月13日より全国東宝系にてロードショー
原作:青山剛昌「名探偵コナン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:立川譲 
脚本:櫻井武晴 
音楽:大野克夫
声の出演:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、古谷徹 ほか
配給:東宝 
製作:小学館/読売テレビ/日本テレビ/ShoPro/東宝/トムス・エンタテインメント

(c)2018 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会