丸尾末広の新作「アン・グラ」、60年代末の東京で足掻くマンガ青年の暗黒青春譚

「アン・グラ」

丸尾末広の単行本「アン・グラ」が本日4月12日に発売された。

舞台は1960年代末の東京。騒がしく薄汚れた街で、同郷の男女・ミゲルとサチコは、ぬかるみの中を足掻くような混沌とした日々を送っていた。大都会に馴染めず、どんな仕事もなかなか続けられずにいたミゲル。それでも夢を手放さず、「今にみてろよ オレは漫画家になるのだ!」とペンを握り、自慢の原稿を月刊漫画ガロに持ち込むのだが……。丸尾が虚実ないまぜに描く「“アン”ダー“グラ”ウンドな漫画ケモノ道」。月刊コミックビーム(KADOKAWA)で連載された。