白泉社の電子書籍大賞は2年連続で「暁のヨナ」!新設の賞に「追放悪役令嬢の旦那様」

「暁のヨナ」1巻 (c)草凪みずほ/白泉社

白泉社が2021年度白泉社電子書籍大賞を発表した。大賞に選ばれたのは、草凪みずほ「暁のヨナ」。2年連続での受賞となる。

白泉社電子書籍大賞は、白泉社の電子書籍売上年間ベスト10作品を表彰する賞。2021年度の受賞作は、2021年1月1日から12月31日までの販売金額で決定した。大賞の「暁のヨナ」は高華王国の姫・ヨナが国を追われ、幼なじみで護衛のハクや四龍の戦士たちとともに旅をする大河ファンタジー。5月20日には、単行本38巻が刊行される。草凪は「いつ打ち切りになるかわからない状況だった連載初期を思うと夢のようです」と2年連続の大賞受賞を喜び、「根気強く支え続けて下さる方々にも感謝を込めて引き続き頑張って漫画描きます」と意気込んだ。

そのほか2021年度の優秀賞はミユキ蜜蜂「なまいきざかり。」、三浦建太郎「ベルセルク」、羽海野チカ「3月のライオン」、幸村アルト「コレットは死ぬことにした」、よしながふみ「大奥」、斉木久美子「かげきしょうじょ!!」、仲村佳樹「スキップ・ビート!」、兎山もなか原作の椎野翠「きみは面倒な婚約者」、斎藤けん「天堂家物語」が受賞している。

また今回から、1巻の売り上げ初速が好調だった作品を表彰するスタートダッシュ賞を新設。No.1スタートダッシュ賞には古森きり原作によるなつせみ「追放悪役令嬢の旦那様」1巻が輝いた。同作は交際0日で結婚したユーフランとエラーナのスローライフを描くラブコメディ。古森、なつせみ、そしてキャラクター原案のゆき哉からはコメントが到着した。スタートダッシュ賞には、高宮咲原作によるきくちくらげ「寝取られ令嬢の王子様」1巻、相田裕「勇気あるものより散れ」1巻、にーづま。「王子に溺愛されたくないので元プリンセスですが男装執事になります!」1巻、幾花にいろ「イマジナリー」も選ばれた。

草凪みずほコメント

昨年に続き、とても嬉しいです。
いつ打ち切りになるかわからない状況だった連載初期を思うと夢のようです。
ずっと読み続けて下さってる方、最近読み始めて下さった方、途中まで読んで下さってた方、全ての読者さんありがとうございます…!
そして根気強く支え続けて下さる方々にも感謝を込めて
引き続き頑張って漫画描きます。

なつせみコメント

このような賞を頂けるとは思わず、今でも驚いております。
私ひとりの力ではございませんが、皆様にお手に取って頂ける作品を作ることができて大変嬉しく思います。
物語はまだまだ続きますので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。

古森きりコメント

この度は『No.1スタートダッシュ賞』受賞おめでとうございます!
原作の身で恐縮ですが私も大変嬉しいです。
私もいちファンとして、引き続き『追放悪役令嬢の旦那様』を応援していきます!

ゆき哉コメント

小説絵では描けなかったあんなキャラ、こんなキャラが見られていつも眼福で、
最新話をかかさず追いかけているいちファンとしてもとても嬉しいです。
なつせみ先生、古森先生おめでとうございます!