ドラマ「新・ミナミの帝王」新作、千原ジュニア×大東駿介コンビに森永悠希が加入
天王寺大・郷力也原作によるTVドラマ「新・ミナミの帝王」の新作が、3月22日19時よりカンテレで放送される。
「ミナミの帝王」は“ミナミの鬼”と恐れられている大阪ミナミの金貸し・萬田銀次郎と銀次郎の舎弟・坂上竜一のコンビを中心に、欲望と金に翻弄される人々の姿をスリリングに描いたヒューマンドラマ。「ミナミの帝王」のテレビシリーズ21作目となる今作では、銀次郎に金を借りたまま突然死した国会議員秘書が残した謎のメッセージをきっかけに、銀次郎が令和の一大スキャンダルに迫る。また今回は銀次郎と竜一のコンビに、謎の青年・コーセイが竜一の弟子として加入。厳しい金貸しの世界には似つかわしくないほど純朴で心優しいコーセイが、物語のキーマンとなっていく。
これまでに引き続き、銀次郎役は千原ジュニア、坂上竜一役は大東駿介が担当。コーセイ役は森永悠希が演じる。3人からはコメントも到着。さらに赤井英和、松本妃代、田中俊介、しゅはまはるみ、石丸謙二郎もキャストに名を連ねた。
千原ジュニア(萬田銀次郎役)コメント
テレビシリーズ21作目となる「新・ミナミの帝王」への思い
今はこんなにシリーズが続くドラマもなかなかないですし、12年も同じ役をやらせてもらうなんて、こんな幸せなことはないなと。取り扱うテーマも“悪さ”も、時代に沿って進化していますし、タブレットで返済を確認するとか、僕らが見ていた「ミナミの帝王」では考えられないですよね。でも、根底にある人間の核の部分は変わっていないからこそ続いていくのかなと思います。
「新・ミナミの帝王」の内容について
今回は特に、時事を取り扱った感じが強いですね。ここ数年の世の中の大きな出来事を凝縮したような話やと思います。「あ、アレね。コレね」と、ちゃんと皆さんが目に浮かぶ設定なので面白かったですし、見ている人も「ちょっと前に現実にあったこと」が頭をよぎりながら楽しめると思います。
視聴者へのメッセージ
この内容のドラマ…そもそも主人公が法を犯しているというドラマは最近なかなか見られません。それをゴールデン帯でっていうところに、関西の懐の深さというか“土の強さ”を感じます。令和を凝縮したような非常に濃く、分厚い話になっていますので、楽しんでいただけるかと思います。
大東駿介(坂上竜一役)コメント
テレビシリーズ21作目となる「新・ミナミの帝王」への思い
これほど毎年コンスタントに出演させてもらっている作品はないので、本当にありがたいことですね! 今回のコーセイは、「竜一の子分的な役割を作ったらどうや?」って、去年現場でみんなと話している際にジュニアさんから出たアイデアなんです。こうしてキャストもスタッフも意見を出し合って、毎年作品を作れている環境に感謝しかありません。それに、僕自身、関西ならではのしゃべくりがめちゃくちゃ好きなので、芝居をするうえでも熱量のある会話劇の“新・ミナミ”はすごく大事な場所です。内容も良い意味で原作から独立して、時勢に絡んだネタを扱って、萬田銀次郎という金貸しを軸に社会を斬るという新しい在り方を確立したと思います。僕たちも年を取るし、社会も毎年何か起こるので、それをしっかり扱っていく作品として続いていけばいいなと思います。
千原ジュニアと森永悠希との共演について
ジュニアさんとの共演は毎年毎年楽しいです。お芝居では完全に関係性を築けている感じがしますし、ジュニアさんは情報や笑いに関してセンサーがビンビンに立ってる人なので、年に1回会ってお話することでグッと引き締まる自分もいます。森永くんとは何度か共演してますが、まるでコーセイ自身のように純粋でイイやつで、お芝居に対する信頼がすごくあるので、実際に甘えているのは僕の方ですね。でも、今回はボケの立場をコーセイに取られてツッコミに回ってたので、ちょっと悔しいですね(笑)。
視聴者へのメッセージ
最近は過去の作品を配信でも見られるので、関西だけではなく日本中で「“新・ミナミ”見ました」って言ってもらえる機会が増えました。この作品が、長い年月をかけて皆さんに溶け込んでもらえたらと思っているので、こうしてまたシリーズをお届けできることは、本当にありがたいことです。やるからには、ちゃんと意味を持って作品作りに臨みたいと思いますので、ぜひお楽しみいただけたらと思います。
森永悠希(コーセイ役)コメント
「新・ミナミの帝王」への参加について
すごく歴史がある作品の中に入れるのはすごく光栄だなと思いましたし、地元・大阪が舞台の話に参加できる喜びをすごく感じています。今回演じるコーセイは、台本を読んでいても応援して守ってあげたくなるようなピュアな人柄だと感じたので、そこを大事にしながらお芝居をしていきたいなと思いました。
千原ジュニアと大東駿介との共演について
ジュニアさんとは初めてご一緒しましたが、萬田銀次郎の“無言の圧力”というものをすごく感じました。長くシリーズを重ねていらっしゃる中で積みあがってきたものが感じられて、いい緊張感を持って撮影に臨みました。それでも、コーセイとして見えているキャラクターは全員同じ目線、平等に見えていると思うので、そこはあまりびくびくしすぎずにやらせてもらいました。大東さんとは何度かご一緒していますが、お互い関西弁だからこそのテンポ感があって、個人的にはすごく心地よいリズムで掛け合いができたのではないかなと思います。
視聴者へのメッセージ
コーセイ自身もそうですが、外から見える部分で人のことを推し量るのは本当に難しいと思います。みんな口には出していないけど色々な事情があって、それぞれの状況で悩んだり、苦しんだり、立ち向かっていこうと思っていたりするところを感じていただけたらすごくうれしいなと思います。ぜひ、そこに注目してご覧いただけたらと思います。
「新・ミナミの帝王」
放送日時:2022年3月22日(火)19:00~20:59
放送局:カンテレ ※関西ローカル
スタッフ
原作:「ミナミの帝王」 原作:天王寺大、漫画:郷力也(週刊漫画ゴラク連載中)
脚本:ひかわかよ
音楽:PE’Z、櫻井真一
演出:高山浩児
プロデュース:近藤匡、神山明子、増田幸一郎、伊藤茜
キャスト
千原ジュニア、大東駿介、赤井英和、森永悠希、松本妃代、田中俊介、しゅはまはるみ、石丸謙二郎
※高山浩児の高は、はしごだかが正式表記