「浮浪雲」44年の連載に幕、ジョージ秋山の“ことば”集めた特集も

「浮浪雲」最終話の扉ページ。

ジョージ秋山「浮浪雲」が、本日9月20日発売のビッグコミックオリジナル19号(小学館)にて最終回を迎えた。

1973年に同誌にて連載を開始した「浮浪雲」は、幕末の宿場町で問屋を営む主人公を軸に、人生の機微をコミカルかつシニカルに描いた作品。1978年には渡哲也、1990年にはビートたけし主演により2度のテレビドラマ化が展開され、1982年には劇場アニメも公開された。第24回小学館漫画賞では、青年一般部門を受賞している。単行本の最新111巻は9月29日に、最終112巻は2018年1月に発売される予定だ。

今号では完結を記念し、「ジョージの“ことば”」と題した特集を展開。作家の伊集院静、イラストレーターの黒田征太郎からコメントが寄せられているほか、これまでにジョージが残したインタビューなどでの発言、歴代担当編集者がジョージから投げかけられた言葉が掲載されている。また「ジョージ秋山暦」のプレゼント企画も実施された。

なお次号には、10月よりテレビドラマがスタートする井浦秀夫「刑事ゆがみ」が巻頭カラーに登場。ドラマ化を記念し、井浦と演出の西谷弘による対談が掲載される。ドラマは浅野忠信、神木隆之介出演により、10月12日より毎週木曜22時にフジテレビにてオンエア。

ビッグコミックオリジナル編集部コメント

連載完結にあたり、ジョージ秋山氏がコメントすることはありません。44年間、1000回を越える連載、どの一話もいつもの一話で、どの一話も特別な一話。これが最後の一話です。皆さん、見届けてください。