「Deep Insanity」メディアミックスが始動、9月にゲーム配信、10月にアニメ放送を予定

「Deep Insanity」メディアミックスプロジェクトキービジュアル (c)Etorouji Shiono/SQUARE ENIX

スクウェア・エニックスが新たなメディアミックスプロジェクト「Deep Insanity(ディープ・インサニティ)」を発表。TVアニメ・マンガ・ゲームにおいて共通の世界を舞台としながら、それぞれのメディアで異なる時間軸の物語を展開していく。マンガは現在連載中で、ゲームは9月に配信、TVアニメは10月に放送を予定している。

「Deep Insanity」の舞台は突然昏睡状態に陥ってしまう原因不明の病“ランドルフ症候群”が蔓延した世界。病の発生と時を同じくして、病魔の原因とされる巨大地下世界・アサイラムが南極で発見される。そこには地上とは違う異形の生物たち、未知の資源が存在していた。ランドルフ症候群解決のため、そして現地の生物群の遺伝子情報や地下資源から巨万の富を得るため、人々はアサイラムに足を踏み入れていく。海法紀光深見真が世界観の原案を手がけており、2020年1月から月刊ビッグガンガン(スクウェア・エニックス)で塩野干支郎次によるマンガ「Deep Insanity」が連載されている。今回、同作の正式タイトルが「Deep Insanity NIRVANA」であることも明らかになった。

プロジェクトで展開される3作品の時系列内では、最初の物語である「Deep Insanity NIRVANA」。病への特殊耐性を持つ少年セルジュ・ソル、南極のなんでも屋ヒルデガルド・オルインピアーダ・山田を主人公に、意図せずアサイラムに挑むこととなった2人が、ランドルフ症候群とアサイラムの謎を探る。9月25日には単行本の1・2巻が同時発売される。

アニメ版のタイトルは「Deep Insanity THE LOST CHILD」。マンガ版とゲーム版の中間に位置する時代を舞台に、下野紘演じる主人公の時雨・ダニエル・魁が、とある願いを胸にアサイラムの最前線へ挑むさまを描く。「魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」の大沼心が監督を務め、シリーズ構成・脚本として下山健人、キャラクターデザインとして山吉一幸が参加。アニメーション制作はSILVER LINK.が担当する。

ゲーム版となる「Deep Insanity ASYLUM」では、ランドルフ症候群による昏睡患者数が全世界で推定5億4000万人に達した世界を描く。大量殺人が行われた療養院でたった1人生き残った主人公、ウー・イノミネタスに梅原裕一郎が声を当て、テーマソング「マドロミ」の歌唱をホロライブプロダクション所属のVTuberである天音かなたと常闇トワが担当する。配信プラットフォームはiOS、Android、PC(Steam)の予定で、現在事前登録を受付中。7月2日からはAndroid端末向け先行体験会が実施される。詳細はスクエニメンバーズ内のお知らせページでチェックしよう。

本日6月25日にプロジェクト公式サイトと公式Twitterがオープン。YouTubeではマンガのPV、ゲームとアニメのティザーPVが公開された。