ジョージ秋山の軌跡を追う「漫画家本」新作、すがやみつる・浅野忠信ら語る

「漫画家本 ジョージ秋山本」

マンガ家とマンガを徹底解剖する「漫画家本」シリーズの第15弾「漫画家本 ジョージ秋山本」が、本日5月28日に発売された。

昨年5月に死去したジョージ秋山にスポットを当てた同書。60年代、70年代、80年代、90年代と、秋山の軌跡を先達・後輩、担当者らの証言で追っていく。伊集院静、呉智英、大槻ケンヂによる寄稿、森田拳次、とりいかずよし、すがやみつる柳沢きみお高橋のぼるすぎむらしんいちコージィ城倉、奥田瑛二、美保純、浅野忠信、小沢一敬(スピードワゴン)によるインタビューのほか、「浮浪雲」の歴代担当者である長崎尚志、鈴木総一郎、大島剛の鼎談が収録された。また初期の短編作「バットマン」やカラーイラストを集めたギャラリー、「銭ゲバ」連載直前に描かれた自伝的作品「青春喜劇」も掲載。さらに秋山と、ミスターマガジン・月刊アフタヌーン(ともに講談社)の編集長を務めた由利耕一によるある日の対話の一部、秋山の主要作品解説リストなども収められた。なお、あとがきでは放送作家・脚本家であり、秋山の息子の秋山命が、父との思い出を綴っている。