「転スラ」2期2周目の熊田茜音「めちゃくちゃ面白くないですか!?」前野智昭も同意

「AnimeJapan 2021」のアニメ「転生したらスライムだった件」シリーズのステージイベントより。左から岡咲美保、前野智昭、古川慎、熊田茜音。(c)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会 (c)柴・伏瀬・講談社/転スラ日記製作委員会

アニメ「転生したらスライムだった件」シリーズのトークイベントが、「AnimeJapan 2021」内で去る3月27日に行われた。

「転生したらスライムだった件 第2期」の第1部が放送中で、4月6日からは「転生したらスライムだった件 転スラ日記」がオンエアされる「転生したらスライムだった件」シリーズ。ステージにはリムル役の岡咲美保、ヴェルドラ役の前野智昭、ベニマル役の古川慎、エレン役の熊田茜音が登壇した。

まずは第36話が明日3月30日に放送される「転生したらスライムだった件 第2期」についてトークが展開される。熊田は「最近『転スラ』を観ながら『正義とはなんだろう』と考えています。第2期、めちゃくちゃおもしろくないですか!?」と興奮気味にコメント。すでに第2期のエピソードを2回視聴していることを明かし「観直すと『あ、こんなシーンがあったんだ』という気付きがあります」と話す。前野は「作画も毎回綺麗だしね」と頷きつつも、「でもなんで僕がここに呼ばれてるかわからないんですよ。第2期にヴェルドラ出ましたっけ?」と出番がないことを嘆き、岡咲たちを笑わせた。

続いて4人はこれまでに放送された第2期のエピソードから、それぞれが好きなシーンを挙げていく。熊田は第32話より、エレンがあるおとぎ話をリムルに語るシーンをピックアップ。「(リムルが)仲間を失って、未来が見えなくなったところに光が差す場面であり、それを大好きなエレンちゃんがもたらしてくれたことがうれしくて」と語る。また古川は第31話より、ベニマルがグルーシスたちに激昂するシーンを挙げ「彼が怒っているシーンにはそのキャラクター性が表れていると、第2期のこの場面で再認識したんです」と理由を説明。岡咲は「仲間を思うが故に、これだけ怒っているんですよね」と頷き、ベニマルが怒る場面が彼の仲間思いな一面を象徴していることを強調した。

前野が選んだのは第35話より、ショウゴの身体を乗っ取ったラーゼンが、ディアブロを前に恐怖で失神するシーン。「強敵であるラーゼンを畏怖させるディアブロの存在感がすごい。自分が演じるヴェルドラもこの世界では有数の強者なので、彼とディアブロが相見えることがあったら面白いんじゃないかと思って、ディアブロのシーンを選びました」と解説する。そして岡咲が取り上げたのは第32話より、リムルがミュウランを殺すと見せかけて救ったシーン。「裏で糸を引いていたクレイマンを騙すために殺すふりをしたリムルを、主として流石だなと感じました。あと(ミュウランが殺されたと思ったときの)ヨウムとグルーシスの悲痛な叫びからも、3人の間に築かれた愛と友情が垣間見えて」と言うと、古川も「ヨウム役の細谷(佳正)さんの泣き芝居が、すごい胸に来るんですよね」と同意した。

ここでキービジュアル第3弾と、「転生したらスライムだった件 転スラ日記」の「第1話ちょい見せPV」が公開に。映像を観た古川は「『転スラ日記』は『転スラ』のキャラクターが好きな人、作品が好きな人は観て損しないです」と太鼓判を押す。また「転生したらスライムだった件 転スラ日記」のオープニング主題歌「Brand new diary」を担当している熊田は、リムルの前世である三上悟役であり、第1期のオープニング主題歌2曲を歌唱している寺島拓篤が作詞をしていることに言及。「原作を読んでいると『この言葉が歌詞に入っている!』と思える楽曲になっています」と語った。

加えて「転生したらスライムだった件」のアプリゲーム「転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚」が2021年に配信されることも明らかに。岡咲は「皆さん、見ていただきたいんですけど」と、このゲームの収録で使った分厚い台本を掲げながら「これだけセリフを読ませてもらえることってないので、本当にありがたいですね」と感慨深げに述べた。

最後は登壇者が1人ずつ挨拶。岡咲は視聴者に「初出し情報がたくさんあってうれしいステージでした。またこうやって、皆さんの『転スラ』愛を語れる時間が増えていったらいいなと思いました。ありがとうございました!」とメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。