アニメ「東京BABYLON 2021」が制作中止、新たな体制で再出発

CLAMP原作によるTVアニメ「東京BABYLON 2021」の制作が中止となることが明らかになった。

2020年10月に制作が発表され、今年4月に放送される予定だった「東京BABYLON 2021」。その後、アニメーション制作会社による模倣盗用が発覚し、コンプライアンスを順守し、2度と同様の事態を発生させないように委員会はすべてのプロダクトの見直しを行ってきた。その結果、指摘のあったキャラクターの衣装設定2点以外にも多数の模倣盗用があることが判明。製作委員会内で協議を重ね、現制作会社との信頼関係の欠如により制作続行は不可能と判断された。

今後はCLAMPと製作委員会で協議の上、新たな制作体制で再出発。「東京BABYLON 2021」の公式サイトには謝罪の言葉とともに、「CLAMP先生の【東京BABYLON】という大切な作品を、ファンの皆様が心より楽しんで頂けるように新たな体制で一日も早く作品をお届けできますよう、必ずや誠心誠意、製作委員会として努力してまいります。何卒引き続きの応援を頂戴できますように、心よりお願い申し上げます」とコメントが掲載された。

なおヤングエース(KADOKAWA)の公式Twitterでは、「TVアニメ『東京BABYLON2021』製作中止を受け、楽しみにしていたファンの皆様に、少しでも何かをお届けしたいというCLMAP先生のご意向を受け、新装版の発売を決定いたしました」と発表。新装版のカバーイラストはCLAMPが描き下ろす。詳細は決まり次第、CLAMP-NET、KADOKAWAの公式サイトなどで告知される。

(c)CLAMP・ST/TOKYO BABYLON 2021 PROJECT