ハルタ新連載は小さな神様の奮闘記&アンダルシアバカンス、宮田紘次作品の再掲載も

伊藤有生「ふくふく万福帳」

本日3月15日発売のハルタVol.82(KADOKAWA)では、伊藤有生「ふくふく万福帳」、福浪優子「あかねさす柘榴の都」という2本の新連載がスタートした。

「ふくふく万福帳」は“徳を積んだ者に福を贈る”小さな神様・豆福を描く物語。第1話では、母が大切にしている花瓶を割ってしまった少女の前に、豆福が現れる。Vol.80に掲載された読み切り「百徳の幸」が、タイトルを改めて連載化した作品だ。一方の「あかねさす柘榴の都」は、スペイン南部・アンダルシア地方の街、グラナダが舞台。14歳の夏樹は、この街に住むアルバ叔母さんを訪ねるが……。

そのほか今号では、津野みぞ子による新連載「宇宙野菜のつくり方」が帯裏スペースにて始動。また2015年に亡くなった宮田紘次の作品「ききみみ図鑑」を3号連続で再掲載する特別企画も展開された。野町達也、よしかわさとこ、犬島ななこ、木原悠里子、小林愛、牧野康平による読み切りも掲載されている。

一部書店では「HARTA RECORDS ALBUM CATALOGUE」を配布。こちらは大上明久利が手がけたカバーイラストに描かれているレコードのジャケットをシール化したものになる。

ハルタVol.82 掲載作品一覧

山本和音「生き残った6人によると」
佐野菜見「ミギとダリ」
空木哲生「山を渡る-三多摩大岳部録-」
伊藤有生「ふくふく万福帳」※新連載
宮田紘次「ききみみ図鑑」※再掲載
長崎ライチ「紙一重りんちゃん」
高江洲弥「先生、今月どうですか」
福浪優子「あかねさす柘榴の都」※新連載
namo「クプルムの花嫁」
牧野康平「節食のすゝめ」※特別読切
犬島ななこ「タナトローム」※特別読切
九井諒子「ダンジョン飯」
菊池まりこ「真柴姉弟は顔が固い」
野町達也「魔王」※特別読切
天野実樹「ことり文書」
小林愛「しろくて、ふわふわ」※特別読切
福田星良「ホテル・メッツァぺウラへようこそ」
大窪晶与「ヴラド・ドラクラ」
井上きぬ「ガラスの瞳で覗かせて」
よしかわさとこ「どうして歌ってくれないの?」※特別読切
冨明仁「アビスアジュールの罪人」
浜田咲良「金曜日はアトリエで」
佐々大河「ふしぎの国のバード」
かわもとまい「アンリの靴」
三星たま「夜の名前を呼んで」
木原悠里子「裸足のマジカルホームタウン」※特別読切
西公平「九国のジュウシ」
松本水星「仏さまが見てる」
長蔵ヒロコ「煙と蜜」
樫木祐人「ハクメイとミコチ」
カバーイラスト、カバー・ストーリー:大上明久利
赤井さしみ「日本ニュー古生物紀行」