「吾輩の部屋である」の出演者は菊池風磨ただ1人、家具の声は山寺宏一ら演じる

ドラマ「吾輩の部屋である」より。 (c)田岡りき/小学館 ゲッサン (c)NTV・JS

田岡りき原作のテレビドラマ「吾輩の部屋である」の主人公・鍵山哲郎役を、菊池風磨(Sexy Zone)が演じることが決定した。

「吾輩の部屋である」は、一人暮らしの大学院生・鍵山哲郎が主人公。「ホコリはどこからやってくるのか」「間違えて買った牛乳をどうやって消費するか」といった問題を、部屋の中でひとり思索する鍵山に対し、家具が静かに突っ込む哲学系コメディだ。

ドラマ初主演を務める菊池は、「『出演者が自分一人』と最初に聞いていたのですが、それを忘れてしまうくらい“初主演”という事が嬉しく、身が引き締まる想いです!」と喜びを語る。また「台本を頂いたら、今度は『この分量をほとんど一人で喋るんだ…』と思い、その事実を段々理解して、怖くなってきました」と心境を振り返りながらも、「哲郎になりきれるように頑張りつつ、『鍵山哲郎』と『菊池風磨』の交点を探していけたらと思っています」と意気込みを述べた。

さらに哲郎の独り言にツッコミを入れる家具たちのキャストも決定。カバの置物は林家木久扇、炊飯器は賀来千香子、照明はミッツ・マングローブ、ビンたちは山寺宏一が声を務める。このほかにも各話ごとにゲストキャストが家具を演じ、主人公にツッコミを入れていく。そのほかドラマの主題歌がSexy Zoneの新曲「ぎゅっと」に決定した。

「吾輩の部屋である」はゲッサン(小学館)にて連載中。単行本の最新5巻は9月12日に発売される。ドラマは9月18日より日本テレビにて、毎週月曜24時59分よりオンエア。

菊池風磨(鍵山哲郎役)コメント

「出演者が自分一人」と最初に聞いていたのですが、それを忘れてしまうくらい“初主演”という事が嬉しく、身が引き締まる想いです!
そして台本を頂いたら、今度は「この分量をほとんど一人で喋るんだ…」と思い、その事実を段々理解して、怖くなってきました。
ただ、リハーサルを重ねていくと、演じる上での選択肢が出てきて、楽しみを見つけられるようになりました。
もう楽しいままで、終わりまでいっちゃうんじゃないかって(笑)。
哲郎は外ではどこにでもいそうな普通の人だけど、家では理屈っぽい。葛藤や悩み、くだらない事を考えている所なんかも共感出来るし、人間らしいところが魅力です。そんな哲郎になりきれるように頑張りつつ、「鍵山哲郎」と「菊池風磨」の交点を探していけたらと思っています!

林家木久扇(カバの置物役)コメント

オファーを受けて(漫画原作の作品に出られると)とびあがって喜びました。
私はもともと漫画家志望で若い頃から、色々な先生の作品を模写していました位ですから…。
うんと面白いセリフまわしの工夫をして、菊池風磨クンや視聴者の皆さんを笑わせます。

賀来千香子(炊飯器役)コメント

『美女と野獣』のポット夫人のお話をいただいたような、楽しい気持ちになりました。
あんな素敵な働きが出来るといいナと思っています。作品も御本もとても面白いし、興味深いです。参加させていただけて嬉しいですし、とても楽しみですね。哲郎くんを応援する「可哀想」の色々なパターンを、楽しく考えたいと思います(笑)
どうぞよろしくお願いします!

ミッツ・マングローブ(照明役)コメント

女装にとって照明は命の次に大事なもの。まさか、照らす側になるとは。すでに一生の想い出になりつつあります。私も実生活の中で、家具や家電と会話をしながら暮らしているので、そんな私の危なさが活きるかどうか楽しみにしています。
電球が切れる瞬間て、潔くていいですよね。

山寺宏一(ビンたち役)コメント

虫や菌から神まで声優として様々な役を演じて来たので、正直驚きませんでした。あっ、でも「ビンたち」は初めてのような気がします。
原作も大好きなので参加出来て本当に嬉しいです!ビンとして、ビンらしく、さりげなく突っ込
めればと思います。
きっと今までに無い、いろんな意味で画期的なドラマになる事でしょう!完成が楽しみです。

テレビドラマ「吾輩の部屋である」

放送日:2017年9月18日(月・祝)より毎週月曜24:59~25:29
放送局:日本テレビ
原作:田岡りき(小学館刊/「ゲッサン」連載中)
脚本:川邊優子
制作:田中宏史
出演:菊池風磨
声の出演:山寺宏一、ミッツ・マングローブ、賀来千香子、林家木久扇

(c)田岡りき/小学館 ゲッサン (c)NTV・JS