細野不二彦発案の復興支援アンソロジー「ヒーローズ・カムバック」無料公開

「ヒーローズ・カムバック・2021 3.11を忘れないために」

細野不二彦発案により、細野含む9人のマンガ家が参加したアンソロジー「ヒーローズ・カムバック 3.11を忘れないために」が、本日3月11日から17日までの1週間、小学館のサンデーうぇぶりで無料公開されている。

「ヒーローズ・カムバック」は東日本大震災後、被災地へのチャリティ活動を経験した細野が「マンガ家ならマンガを描くことで貢献したい」との思いから、復興支援と「3.11を忘れない」ために提案した、“かつての人気キャラクターたちが復活する”という企画。その思いに賛同した8人のマンガ家たちにより、2012年から2013年にかけて、週刊ビッグコミックスピリッツ、週刊少年サンデー、ゲッサン(すべて小学館)の3誌に「ギャラリーフェイク」「究極超人あ~る」「伝染るんです。」「サイボーグ009」「うしおととら」「犬夜叉」「銀の匙 Silver Spoon」「GS美神 極楽大作戦!!」といった作品の新作読み切り8本が掲載された。「ヒーローズ・カムバック 3.11を忘れないために」はこれらの作品に加え、震災を題材としたかわぐちかいじの読み切り「俺しかいない~黒い波を乗り越えて~」を併載して2013年に単行本化したものとなる。

サンデーうぇぶりでは東日本大震災後から10年の節目となる今回、単行本のタイトルに「2021」を足した「ヒーローズ・カムバック・2021 3.11を忘れないために」を企画名とし、参加したすべての作家の快諾のもと、もう一度“3.11を忘れない”ために、1冊分を無料公開している。