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皆川亮二のデビュー前から最新作まで掘り下げる1冊、押切蓮介らゲスト作家も

マンガ家をあらゆる角度から掘り下げるシリーズ「漫画家本」の第2弾として、「皆川亮二本」が本日8月30日に発売された。

同書には4万7000字におよぶ皆川のロングインタビューを掲載。幼少期に親しんだマンガやアニメなどの作品から、「ARMS」「PEACE MAKER」を始めとする自身の作品まで、じっくりと語られている。またゲッサン(小学館)にて連載中の最新作「海王ダンテ」の特集も。皆川と、原作を務める泉福朗のインタビューが収められた。仕事場や本棚の写真が掲載されたカラーページや、ゲーム「スプリガン ルナヴァース」のラフ、「海王ダンテ」の下書きなど貴重な資料も登場。

さらに皆川のデビュー作「HEAVEN」を収録。雑誌初掲載時にはカットされたページが増補された、完全版にて読むことができる。加えて古代遺跡やオーパーツなど“お宝”をテーマに作品を描くことの多い皆川が、東京国立博物館の東洋館を訪問する特別企画「皆川亮二の博物館探訪記」も展開された。

そのほか「進撃の巨人」で知られる諫山創による前口上「ARMSに受けた衝撃」や、押切蓮介、松本次郎、三輪士郎、三原ミツカズ、浅田弘幸5人がそれぞれ皆川作品のヒロインを描くトリビュート企画、皆川作品のエッセイや作品論なども楽しめる。小学館の公式サイトでは同書の一部を試し読みすることが可能だ。なお同シリーズの第3弾は「島本和彦本」が予定されている。

(c)皆川亮二/小学館