「ハイキュー!!展」東京に上陸、影山・日向・金田一・国見の描き下ろしエピソードも

「連載完結記念 ハイキュー!!展」東京会場の様子。

古舘春一「ハイキュー!!」の原画展「連載完結記念 ハイキュー!!展」のプレス内覧会が、本日12月23日に東京・渋谷ヒカリエのヒカリエホールにて開催された。

12月26日から2021年1月17日まで同会場で行われる「連載完結記念 ハイキュー!!展」は、9月から10月にかけて宮城・TFUギャラリー Mini Moriにて行われた展示の巡回。東京会場では新たにTVアニメのキャストたちによる音声ガイドが用意され、村瀬歩演じる日向翔陽、石川界人演じる影山飛雄、浪川大輔演じる及川徹、梶裕貴演じる孤爪研磨、木村良平演じる木兎光太郎、竹内良太演じる牛島若利、宮野真守演じる宮侑、花江夏樹演じる星海光来が、数々の熱戦をライブ感たっぷりに振り返る。

展示は烏野高校排球部にスポットを当てたゾーン「烏野高校排球部」からスタート。烏野メンバーの出会いのシーンを中心とした原画や、練習や試合を通して成長していく各キャラクターの名シーンがお目見えする。続く「練習試合」ゾーンでは「面白いチーム」「ネコとカラスの再会」といったキーワードとともに、烏野と青葉城西高校との練習試合や、烏野と音駒高校の因縁対決の名シーンが捉えられた。

その先に広がる「IH予選」ゾーンでは、澤村大地の中学時代のチームメイトが所属する常波高校、“鉄壁”伊達工業高校、及川率いる青葉城西と、烏野に立ちはだかるライバル高校との熱い戦いを展示。原画だけでなく壁面に再現された巨大なグラフィックも試合の迫力を引き立たせる。そして東京遠征に挑む烏野メンバーを捉えた「夏合宿」ゾーンでは、各キャラクターたちの成長や葛藤する姿を中心に、原画とグラフィックで展開された。

続く「春高予選」ゾーンでは、自由奔放な攻撃が得意な条善寺高校、“小さな巨人”に近いプレースタイルを取る中島猛を擁する和久谷南高校との戦いが登場。さらに3度目の対決となる青葉城西との試合では、日向と影山の進化した変人速攻、挫折を経て成長を遂げた山口忠のシーンがセレクトされた。また春高予選最大のライバルとなる、エース・牛島率いる白鳥沢学園高校との一戦は、“個の力”でねじふせる白鳥沢と“チームの力”で挑む烏野の熱戦を、大型グラフィックとともに展示した。

展示は「東京都代表決定戦」「全日本ユース/宮城県1年生選抜」といったゾーンを経て、「春高本戦」に突入。高校バレー界最強ツインズ・宮兄弟を擁する稲荷崎高校との激戦は、稲荷崎のチームカラーで彩られたエリアで展開され、筆の流れをイメージしたグラフィックとともにキャラクターたちの努力が開花する瞬間に焦点を当てた原画が展示された。また宿敵・音駒との“ゴミ捨て場の決戦”を捉えたエリアは、日向と研磨の関係性に焦点が当てられ、2018年に行われた「ハイキュー!!展 ゲンガ×タイカン」では展示されなかった初公開の原画も多数披露された。

さらに“エースの在り方”に焦点を当てた梟谷学園高校と狢坂高校の一戦では、エースとして独り立ちする木兎と、悩みを抱えたセッター赤葦京治の信頼関係にスポットを当てたシーンをセレクト。続く日向と星海の“小さな巨人”の名をかけた、烏野と鴎台高校との準々決勝では、星海の活躍や覚醒する日向の姿が展示された。そして9月に展示された仙台会場にて初公開となった、烏野1年生のその後の“空白の2年間”を描いたカラーイラストも展示された。

最後のゾーン「終章」では、MSBYブラックジャッカルとシュヴァイデンアドラーズとの熱戦を、“妖怪世代”を中心とした原画やそれぞれのチームカラーで彩られたグラフィックで展開。仙台会場で公開されたアルゼンチンのチームに所属する及川の描き下ろしイラストや、東京会場から加わった新たな描き下ろしイラストも展示された。さらに古舘が本展覧会のために新たに描き下ろした「特別ショートエピソード」も初公開。第401話で影山が金田一、国見と交わしたある約束にまつわるエピソードが描かれた。

なお東京会場のチケットは全日程完売。「連載完結記念 ハイキュー!!展」は、3月17日から4月5日まで愛知・松坂屋名古屋店で開催されるほか、来秋には大阪への巡回も決まっている。

「連載完結記念 ハイキュー!!展」

期間:2020年12月26日(土)~2021年1月17日(日)※2021年1月1日(金・祝)は休館日
プレビューデイ:2020年12月24日(木)、12月25日(金)
時間:11:00~20:00 ※最終入場は閉場30分前まで。
会場:東京都 渋谷ヒカリエ9階 ヒカリエホール

(c)古舘春一/集英社