家族を奪われ魔法の力を手に入れた少女とヤクザのサスペンスファンタジー

「魔法少女には向かない職業」1巻

斜線堂有紀原作による片山陽介「魔法少女には向かない職業」の1、2巻が、本日12月18日に同時発売された。

「魔法少女には向かない職業」は幼くして両親を亡くし、養父の練二とともに暮らしている中学生の恋門姫子を主人公に描くサスペンスファンタジー。姫子は身寄りの無い自分を引き取り、実の子のように育ててくれた練二に感謝していたものの、数年たった今でも「お父さん」と呼ぶことができずにいた。ある日、今日こそ練二を「お父さん」と呼ぶことを決意した姫子だが、その日練二は何者かに殺害されてしまう。絶句する姫子の前に現れた謎の生物によって、彼女は魔法少女の力を手に入れる。そして彼女の家をヤクザの相馬塔一が訪ねてきて……。1巻には斜線堂の書き下ろし掌編、2巻には掌編と短編小説がそれぞれ収められている。