映画「ポケモン」アフレコ披露、山寺宏一はエゴサ後に美容への意識高まる

「劇場版ポケットモンスター ココ」のアフレコイベントより。左から中川翔子、中村勘九郎、上白石萌歌、山寺宏一。

12月25日に全国公開される「劇場版ポケットモンスター ココ」のアフレコイベントが、本日11月28日に東京・アバコクリエイティブスタジオで行われ、ココ役の上白石萌歌、ザルード役の中村勘九郎、ゼッド博士役の山寺宏一、カレン役の中川翔子が出席した。

「ポケットモンスター」の映画シリーズ23作目となる「劇場版ポケットモンスター ココ」は、サトシとピカチュウが出会った、自らをポケモンと信じる少年・ココと、彼の育ての親である幻のポケモン・ザルードの絆を描いた物語。ゼッド博士はサトシが訪れた森で最先端技術を研究している「ビオトープ・カンパニー」の博士で、カレンはそこの女性研究員という役どころだ。本日のイベントではココがサトシやピカチュウと会話するシーンや、ザルードが群れを離れる決意をする姿、ココたちが研究所を訪れる場面などのアフレコが披露された。

質疑応答コーナーでは監督の矢嶋哲生も登壇。少年のココを演じた上白石は、「男の子役をできるのもアニメーションの特徴の1つだと思っています。音響監督の三間(雅文)さんに『女の子は頭で怒るけど、男の子は腹で怒るんだ』と言っていただいたので、ひざを曲げて、なるべくココと同じ体勢で声を吹き込みました」と収録を振り返る。声優初挑戦となる中村は「始めてでとても緊張していたんですが、ものすごく楽しかった」と語り、「本当に(矢嶋)監督が優しくて」と触れながらも、矢嶋監督と三間音響監督のおかげで収録を終えられたことに感謝した。

山寺は今回、ポケモン映画に23年連続で出演。そんな山寺について、矢嶋監督は「ネタバレになっちゃうかなと思うんですが……ポケモン史上最大の◯◯だと思います。ぜひ本編を観てください」とアピールする。中川にも「令和に入って初めて聞いたかも!みたいなパワーワードでした」と言及され、山寺は「気持ちを込めてやりました。これで駄目だったら来年ないと思うので……(笑)」と冗談交じりに笑顔を見せた。さらに中川は今回初めて山寺と同時にアフレコを行ったと言い、「山寺さんの、声を発するたびに稲妻が走るようなお芝居を受けられてうれしかった」と当時を思い返した。また本来であれば、7月10日に封切りを予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて公開延期となっていた今作。矢嶋監督は「(映画は)今日の朝やっと完成しました。かなり粘らせていただいたので、ぜひ観ていただけたらと思います」とコメントし、中川は「(監督の)ポケモン愛がすごい。(公開時期が)夏から冬になっても時間がある限り作るわけですね」と感嘆した。

イベントの中盤には、キャストたちが「ココだけマル秘情報」を披露する場面も。山寺は先日放送された、花江夏樹をフィーチャーした「情熱大陸」にインタビュー出演したあと、エゴサーチで反響を調べたことを明かす。「『山ちゃん老けたねー』ってコメントがいっぱいあったので、ショックを受けて、電気バリブラシを大枚はたいて買いまして。今日メイクさんに使ってもらって、ここに登場してます」と告白し、会場の笑いを誘った。

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